こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
「宿題今日提出なのに忘れてた」
「大事なお知らせのプリントを親に渡すのを忘れてた」
忘れ物が多いお子さまはおられないでしょうか。
どうすれば忘れ物をなくすことができるでしょうか。
まず私たちが知っておくべきことは、
人間は忘れる動物だということです。
大人でも「忘れた!」ということはありますよね。
子どもだって忘れることはあるでしょう。
ですが、大人は自分の力で解決することができます。
けれども子どもだと自分では解決することができず、
大人がフォローすることになりがちです。
できるだけ忘れ物をしないように
子どもを成長させていかなければなりません。
それには親の適切なサポートが欠かせません。
親のサポートが得られず自己責任だと放って置かれては
いつまで経っても忘れ物はなくなりません。
忘れ物を減らす方法として以下の3点挙げられます。
① 生活習慣を見直す
朝早く起きるよう生活習慣を見直すことで朝食をとり、
身支度を整え、持ち物を確認する時間的な余裕を
持つことができます。
② 整理整頓
整理整頓は部屋だけでなくカバンの中も見てください。
カバンの中にプリントや教科書が雑然と突っ込んであると
大切な情報がわからなくなります。
部屋の中は物を置く定位置を決め、
使った後は定位置に片付ける習慣をつけさせましょう。
カバンの中はクリアフォルダーやファイルを活用して
取り出しやすいように整理し、
書類は必ず親に見せるよう促しましょう。
③ メモをとる
提出物や締め切りのあることを指示されたときは
すぐにメモをとる習慣を身につけさせます。
紙の手帳だけでなく、スマホにメモやTO DO機能など
便利な機能が色々とついています。
チェックリストを使って確認することも有効です。
我が子が忘れ物をしたときどのような声かけをしますか?
「どうして忘れたの?」
こう言われてお子さまは忘れ物をしなくなるでしょうか?
自分でも考えてみてください。
「どうして」と言われても忘れたから忘れたのであって、
理由なんて答えられません。
この「どうして」という言葉は
過去に向かって原因を追求する言葉であり、
マイナスの言葉です。
次のように言い換えてみてください。
「どうしたら忘れ物しなくなるかな?」
「どうしたら」は未来に向かって発する言葉です。
そう尋ねられたら「どうしたらいいかな?」と
考え始めます。
思考力を育むきっかけとなりチャンスなのです。
考え始めたら具体的な解決方法を自分で考えるよう促し、
それを言葉にして親に伝えるようにしてください。
そしてその方法を実践するよう見守ってあげてください。
もちろんすぐに解決はしません。
時間がかかり、親にも忍耐も必要です。
ですが、子どもが自分で問題を解決するように促す
アプローチをとることで忘れ物は減るでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。