まず、あなたは「人称代名詞」と聞いて
すぐに何のことだか分かりますか。
「分かる!」
という人にはこの続きを読む必要はあまりないかも。
「分からない…」
という人にはお役に立てるかもしれません。
まず「代名詞」とは何でしょうか。
「代名詞」とは、
「名詞」の「代わり」と書きます。
例えば、
健君と美香が話をしていて、
健:「昨日、美香ちゃん、何していたの?」
美香:「昨日?美香は、お母さんと買い物に行った。健君は?」
健:「健は、友達と野球したよ。美香ちゃんは何を買ったの?
美香:「美香は、洋服を買った。健君と友達はどこで野球したの?」
健:「健と友達は、近くの公園で野球をしたよ」
何か変でしょ?
幼稚園生みたいな会話になっていますよね。
これは2人が「代名詞」を使わずに会話をしているからです。
健君と美香ちゃんはお互いのことを知っているので、
自分のことは「I」、
相手のことは「You」、
自分と友達のことは「We」
を使えば簡単に済みます。
この「I」とか「You」とかが
「代名詞」であり、
人に使われているので
「人称代名詞」といいます。
そこで、
あなたはひらめいたはずです。
「アイ、マイ、ミーのやつね?」と。
その通りです
それです。
「あ、それなら言える!」
という声が聞こえてきそうです。
そこで質問です。
「全部、書けますか?」
「言えるけど…」
「最後のやつが自信ない」
という声をよく耳にします。
つまり、
「アイ、マイ、ミー、マイン」の「マイン」の列です。
それが「所有代名詞」の部分です。
最初から「アイ、マイ、ミー、マイン」を塊で覚えさせればいいのに
最初は「アイ、マイ、ミー」だけ覚えさせて、
後から「マイン」の列を覚えることになり、
「面倒くさ!」
と思ったことはなかったですか?
私は「思いました」
中学生の時、
「アイ、マイ、ミー」
を覚えた後に、
「マイン」の列の存在を知り、
「面倒くさ!」
と思ったものです。
そして、
「アイ、マイ、ミー、マイン」
「ユー、ユア、ユー、ユアーズ」
「ヒー、ヒズ、ヒム、ヒズ」
「シー、ハ—、ハー、ハーズ」
「イット、イッツ、イット」
「ウィー、アワー、アス、アワーズ」
「ユー、ユア、ユー、ユアーズ」
「ゼイ、ゼア、ゼム、ゼアーズ」
と何回も声に出して言って
覚えました。
そして、
書くのも新たに付け加える必要があったので
何か簡単に覚えられないかな、
と思っていたところ、
人称代名詞の表を見て気がついたのです。
「マイン」の列の単語は、
「マイ」の列の単語に「s」をつけるだけ
ということを。
もちろん、
最初の「マイ(my)」は「マイン(mine)」になるので
これは例外として覚える必要がありますが、
その他は「マイ(my)」の列の単語に「s」で済みます。
それを知ったら、
覚えることをやめてしまいました。
どうでしたか。
お役に立てたでしょうか。
いかに「楽して」暗記できるか、ですね。