こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
我が子に対してはどうしても悪い面に目が行きがちです。
「勉強しなさい!」
「こんな問題がどうしてできないの?」
「やりたくないなら勝手にしなさい!」
子どもは勉強が出来るようになりたいと思っています。
ですが、そんなに簡単に出来るようにはなりません。
子どもは、出来ないことを責められると
「どうせ自分は出来ない」
と自己否定の感情を持つようになります。
また、親に対して反感や不信感を持つようにもなります。
我が子を思ってかけた言葉が、
親子の対立や喧嘩を引き起こしては残念です。
我が子に伝えたいメッセージを正しく伝えるためには、
言い方や言葉かけに工夫が必要です。
その工夫の一つに「言い換え」があります。
上であげた言葉だと
ネガティブなメッセージしか伝わりません。
「勉強しなさい!」
→(小学校)「一緒に勉強しない?」「宿題手伝おうか?」
→(中高生)「勉強したら見せて」
「〜しなさい」と頭ごなしに言っても、
子ども自身がやる気にならなければ行動を起こしません。
むしろ反感をかって逆効果です。
勉強をする気配がなくても、やることを前提とした
声かけをします。
肯定的だと、子どもは満更でもない気持ちになり、
自分からやり始める姿勢を見せるようになります。
「こんな問題がどうしてできないの?」
→「どうすれば解くことができるようになる?」
「なぜ」と問いかけられると
責められている気持ちになりませんか?
そんな気持ちになると返事も「だって◯◯だったから」と
できない理由を述べる言い訳になりがちです。
それよりも「どうしたらいい?」と聞き、
子どもに考えさせ、行動を促す声かけをしましょう。
「やりたくないなら勝手にしなさい!」
→「どうしてやりたくないのかな?」
子どもは突き放した言葉をされると、
「嫌われた」と傷ついたり、反抗的な態度をとります。
そんな場面では
「やりたくないんだね」「そういうときもあるよね」
といったん受け止め、
「何か理由があるのかな?」
と子どもの気持ちを引き出す言葉に言い換えましょう。
そう言われると、子どもは「どうすればいいのか」と
考えるきっかけを掴むことができます。
子どもには自分で考え、選ぶことができるような
自主性や主体性を持つことを、
親として望んでおられると思います。
自分の行動を受け入れられたときに
子どもは自信を持つことができます。
ポジティブな言葉のシャワーを降り注いで、
子どものやる気を引き出してあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。