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リフレクション“Reflection”

2023/09/26
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

リフレクションという言葉をご存知でしょうか?


これは自分の内面を客観的、批判的に振り返る行為

のことをいいます。

これは経済産業省が提唱する

「人生100年時代の社会人基礎力」の中でも、

あらゆるスキル習得の前提となる力として

注目されています。

 

リフレクションというと「反省」と捉えられがちです。

授業の後に感想文を書けば良いと理解されている

側面がありますが、

リフレクションと反省は違います。

 

リフレクションと反省はどちらも過去に目を向けるという

点では同じ。

ですが、リフレクションとは

「自分の内面を客観的、批判的に省みること」であり、

過去そのものを振り返ることが目的ではありません。

 

怒ってしまった過去は変えることは出来ません。

振り返ることによりそこから学び、

次にどうするかというアクションにつなげていくという、

未来に向かっていくための方法です。

 

OECD(経済協力開発機構)では、

リフレクションを「未来を創る力」と定義しています。

 

今の時代、これまでどおりの社会ではなく、

新たな未来を創造することが求められています。

今までどおりのことをしていればよいのであれば、

リフレクションは必要ありません。

 

将来に対するビジョンを持っていれば、

それを実現するために課題が生まれます。

過去を正確に把握しなければ、

課題を解決し、未来につなげていくことは難しいです。

課題を解決するためにリフレクションが欠かせません。

 

子どもがリフレクションを行うときに

ご家庭でできることはなんでしょうか?

 

親子で会話するときは、

子どもの話に対して共感しながら、

子どもの声に真摯に耳を傾けてください。

 

リフレクションは人にさせられるのではなく、

自分自身で振り返るものです。

そのために、子どもの話に対して

振り返りをしやすにように返事をしてあげてください。

 

そのときに気をつけるのは、「こうすればよかったのに」

という返事はしないということです。

同じ出来事は二度とは起こりません。

その出来事にどういう意味があり、

なりたい自分になるためにどのようにつなげていくのかを

考えなければいけません。

 

親も子も忙しい中、リフレクションを行う時間的な余裕が

持ちにくくなっています。

ですが、そんなときだからこそリフレクションを意識して

お子さまと接してください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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