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カタールってどんな国?

2022/11/21
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

日本時間の今日からサッカーワールド杯(W)

始まります。

今回は中東のカタールという国で開催されます。

中東の国で開催されるのは長いワールドカップの歴史でも

初めてのことです。

カタールとは一体どのような国なのでしょうか?

 

国名のカタール“QATAR”はアラビア語で「滴」を

意味します。

その名が示すとおりペルシャ湾に水滴を落としたような

形の半島の国です。




面積は秋田県よりも少し狭く、人口もおよそ290万人と

とても小さな国です。


首都はドーハです。

日本代表チームにとっては、1994年のW杯大会への

出場を逃した予選の最終戦、イラクとの試合が行われた

場所で、「ドーハの悲劇」という言葉も生まれました。

 

雨が非常に少なく、国土の大半が砂漠で、夏場の気温は

40度を上回ります。

ですので通常6月に開催されるW杯が11月に

開催されることになりました。

 

豊富な天然ガスや石油の資源に恵まれ、

特に天然ガスの埋蔵量は世界の13%を占めています。

日本はカタールから石油や天然ガスを輸入しています。

2020年の貿易統計によると

カタールの最大の輸出相手国は日本で、

輸出総額の15%を占めています。

 

こうした資源により目覚ましい経済発展を遂げました。

昨年の国民一人当たりの国内総生産(GDP)

およそ6万9000ドルで世界8位です。

これは日本のおよそ1.75倍です。

エネルギー資源の収入で財政も潤い、

電気や水道代、教育費や医療費は全て無料です。

 

こうした急速な経済発展を背景に、

中東初のW杯を実現させました。

 

しかし、今回のW杯の開催については欧米諸国を中心に

批判や抗議の声もあがっています。

W杯開催に伴って人権侵害が起きているのではないか、

という批判です。

 

W杯開催に伴いやってきた外国人労働者が過酷な状況で

働かされてきたのではないか?と指摘されています。

過酷な労働環境で6,000人以上が死亡したと

指摘されています。

 

イスラム教の保守的な教えが浸透するカタールでは、

カタールの元代表が性的マイノリティの人たちは

精神的な傷だと発言して、抗議が相次いでいます。

国際サッカー連盟のプラッター元会長は

「カタールを開催地に選んだのは間違いだった」

と発言して波紋を広げています。

 

サッカーW杯は世界最高峰の大会です。

参加するすべての関係者が安全に行われるといいですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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