こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
日々子どもたちと接していて感じるのは、
子どもは褒められると嬉しい、ということです。
「テストの点数が前回よりも上がった」
「宿題を全部やってきた」
「これまで解けなかった問題が解けるようになった」
子どもにとっては嬉しいことです。
そのときは「よく頑張ったね」「すごいね」と言います。
ご家庭でも同じように我が子を褒めると思います。
大切なのはこの次の言葉です。
「これくらいできて当たり前だ」
「でも国語は前回よりも点数が落ちているじゃないか」
「この問題ができていたら、もっといい点数だったよね」
こんな言葉を聞いて子どもはどう思うでしょうか?
「もっと頑張らなきゃ」とは思わず、
「せっかく頑張ったのに…」とがっかりしてしまいます。
すると「どうせ僕なんて」と
自分を否定してしまうことにもなりかねません。
できなかった部分に目を向けるのではなく、
「テスト勉強よく頑張ったね」
「私も嬉しいよ」
「幸せな気分になったわ」
と、少し大袈裟だと思われるくらいの言葉で
皆さんも喜びや嬉しさを表しましょう。
親が喜ぶ姿を見ると、子どもも嬉しい気分になります。
自分が頑張っている姿を親は見てくれている、
認めてくれているんだ、と安心します。
それが自己肯定感を高めてくれます。
テストの結果が悪かったとしても、怒ってはいけません。
「こんな点数でどうするの!志望校に行けないわよ!」
と怒ってしまうと、子どもは萎縮してしまい、
自己肯定感の低い、消極的な子どもになってしまいます。
まずはテスト勉強お疲れさま、とねぎらってください。
そのうえで、
「次のテストで点数を上げるには、どうすればいいかな」
と、改善策を一緒に考えましょう。
改善策の一つとして、
達成しやすい短期目標を設定するやり方があります。
これは、漢字テストや計算問題といった
クリアしやすい課題に取り組ませるやり方です。
親が求めるレベルに我が子はなかなか到達せず、
つい小言の一つでも言いたくなると思います。
ですが、子どもは褒めることでやる気を出したりします。
結果ではなく、頑張りを認めて、支えてあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。