こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
「地頭」という言葉を聞いたことがありますか?
「地頭がいい」=「頭がいい」「テストの点数が高い」
と必ずしもイコールではありません。
「地頭」とは、自分の頭で考える力を持ち、
知識や経験をもとにトライ&エラーを繰り返しながらも
問題を解く力のことを言います。
対して、「頭がいい」とは勉強の成績の良さのことです。
算数や英語などの成績が良い子どもや、
勉強で知識を得ている子どものことを「頭がいい」と
表しています。
つまり、地頭がいいとは、
普通の学力よりも広い意味で問題解決に役立つ
知的素養のことです。
「地頭」は車に積んでいるエンジンのようなものです。
同じ車体でも積んでいるエンジンの馬力が大きければ
より早く走ることができます。
同様に地頭がいい子どもが勉強すれば、
成績もぐんぐん伸びるでしょう。
地頭がいいのは生まれつきだと考えている方も多いのでは
ないでしょうか?
地頭は家庭での子どもへの働きかけによって
後から鍛えることができます。
子ども自身が考えて答える習慣を身につけさせるために、
子どもに積極的に質問してください。
「何時から勉強を始めるの?」というように、
子ども自身で考えるような質問をしましょう。
子どもが質問をしてきたときは、すぐに回答を答えずに、
ヒントを出すなどして一緒に考え、
子どもが自分の意見を持てるように働きかけてください。
親が自分の考えを押し付けないことも重要です。
子どもに親の考えや価値観を押し付けると、
自分で考えて行動するという機会が減ってしまいます。
小さい頃からさまざまな体験をする機会を
与えてあげることも良いです。
旅行や習い事など直接的な体験だけでなく、
読書や映画鑑賞など間接的・擬似的な体験をさせることで
考える癖をつけることができ、
多様な価値観を身につけることができます。
地頭は一朝一夕に身につくものではありません。
子どもに対して常に自分の頭で考える機会を多くつくり、
将来勉強したことを生活や仕事で活かすことができるよう
お子さまに働きかけてください。