こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
夏休み中の勉強の仕上げとして模試を受けた
お子さまも多いのではないでしょうか。
思っていたよりもできなかったときは落ち込んでしまい、
志望校変更を考えたりする子がいます。
反対に合否判定がA判定だったので安心してしまい、
勉強が疎かになるということもあったりします。
保護者も偏差値や志望校判定などの結果に
目がいってしまいますが、それだけで終わらせては
模試を受ける効果が上がっているとは言えません。
模試の点数や合否判定はお子さまのモチベーションを
維持するための数字です。
数字に一喜一憂せずに、悪かった場合は
「本番じゃなくてよかった」くらいに思えばいいのです。
模試で重要なことは結果よりも解き直しです。
会場で問題を解き、家に返って答え合わせを行い、
間違えた問題を解き直して始めて効果が現れます。
解き直しですが、単に正解に◯、間違いに×をつけ、
間違えた問題は解答解説の丸写し、
では意味がありません。
模試の解き直しは2回行ってください。
【模試当日】
模試当日の記憶が鮮明なうちに解き直しを行います。
解答解説が配布されますので、自己採点を行い、
問題を次のように分類します。
◯=解くことができた
△=勘で解けた、たまたま正解した
×=解けなかった
解き直しは△→×→◯の順で行います。
不正解の問題だけでなく正解した問題も解き直します。
答えを見ずに解き直したときに、
△の問題が不正解だったときは、
その問題は理解が不十分だったということです。
解き方を復習確認し、何も見なくても解けるまで
何度も解き直してください。
ですので模試が行われる日は、
スケジュールに解き直しの時間も入れておきます。
次に解き直しをするタイミングは
模試の結果が返ってきたときです。
模試には点数や偏差値だけでなく、
各問題の正答率も表示されます。
受験者全体の平均点と比べて本人の得点が低い教科や、
他の受験生の正答率が高いが本人は間違えた問題は、
優先して勉強を進める必要があります。
また、受験生全体の正答率が50%を超える問題は
絶対に間違えてはいけない問題です。
その問題は繰り返し解き直しをして定着させます。
解き直しで最も重要なことは、
“なぜ間違えたか“の理由を把握することです。
・二次方程式の解の公式で計算ミスをした
・現在完了形を理解していなかった
・論説文で指示語の指す内容を取り違えた
間違えた理由をできるだけ具体的に把握することで、
今後より効果的に勉強を進めることができます。
解き直しの際、お子さまが正しい解き方が理解できない
場合やどうすればいいかわからない、というご家庭は
学校や塾の先生に相談してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。