こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
昨日は面接について書きました。
今日は面接に関係のある「言葉遣い」について書きます。
「言葉は身の文(ことばは みの あや)」
ということわざがあります。
人がしゃべったり文章を書いたりする言葉は
その人の性格を映し出し、
その人が持つ心の中の様子や性質を表すという意味です。
会話の中にその人の知識レベルや能力に合った言葉が
自然と外に出てくるのです。
話す内容がどれだけ素晴らしいものだとしても、
言葉遣いがぞんざいであったり幼い話し方だと
話の受け手の印象も悪くなります。
面接では受験校の先生と話します。
相手は大人ですので友達感覚で話してはいけません。
また「ていうか」「すごい」「えっと」などの若者言葉も
使ってはいけません。
いずれも面接官の印象が悪くなります。
例えば 「ていうか」→「むしろ・というより」
「すごい」→「驚くべき・卓越した」
などと言い換えましょう。
「えっと」は場つなぎ的な表現なので
使わないようにした方がいいでしょう。
敬語は使えるようにしておかなければなりません。
ですが必要以上にかしこまった言い方は必要ありません。
ですます調で小・中・高校それぞれにふさわしい敬語で
話せばいいのです。
敬語で注意したいのは尊敬語と謙譲語の使い分けです。
尊敬語は相手を敬う表現、
謙譲語は自分を下げてへりくだる表現です。
次の表を参考にご家庭でもお子さまと練習してください。
「今申し上げられた質問は〜」と返答すると
面接官に対して失礼にあたります。
「言う」の尊敬語は「おっしゃる」、
謙譲語は「申す、申し上げる」ですので、
「今おっしゃった質問は〜」が正しい言い方です。
普段適切でない言葉遣いや間違った使い方をしていれば
面接でも出てしまいます。
保護者はお子さまとの会話の中で適切でない言葉遣いや
間違った使い方をしているときは改めるよう
言ってあげてください。
また友達と話すとき、先生と話すとき、年上と話すとき、
それぞれの場面でふさわしい言葉遣いがあります。
お子さまの言葉遣いに普段から気をつけてください。
その場ではふさわしくない言葉遣いだと判断したならば
注意してあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。