こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
先日Twitterで興味深い投稿を読みました。
その投稿は、野球場で“ゴミを袋にまとめて捨てる行為”
をやめてほしい、という球場スタッフのお願いが綴られた
ものです。
試合が終わった後に観客が自主的にゴミを集めている姿が
SNSで話題になることがあります。
世間の反応はおおむね好意的ですが、
球場で働くスタッフには負担となっているというのです。
というのも、袋に集められたゴミは分別されていないため
もう一度分別し直さなければならないからです。
このように良かれと思ってやったことが相手にとっては
迷惑となった経験は皆さまにもあると思います。
「自分がされて嬉しいことを相手にしましょう」と
私も親や学校の先生に言われてきました。
本当にそうでしょうか。
当然のことながら相手は自分とは違う人間です。
価値観や考え方は違います。
自分がされて嬉しいことが相手にとっては迷惑なこと
かもしれません。
冒頭のTwitterの件も球場スタッフの負担が減ると
いう善意からされているのだと思います。
ですが実際に作業されるスタッフの方の負担は
思っている以上に大きかったのです。
同じことがご家庭でもあるのではないでしょうか。
子どもが勉強していないところを見ると
「勉強しなさい」と言うと思います。
今勉強しておかないと成績が上がらない。
受験も失敗するんじゃないか。
そうならないよう子どものために言っているんだ。
子どもに勉強するよう言うときは
そう思っているのではないでしょうか。
ですがそれは親の考えです。
「その時、たまたま体調が悪かった」
「○時から勉強する予定だった」
「悩み事があった。」
そのとき子どもが勉強していなかったのには
何か理由があるかもしれません。
それを無視して頭ごなしに言われたら
子どもにしたらカチンとくるでしょう。
そうならないようにまずはやっていないことに
寄り添いましょう。
「最近部活動で大変そうだね」など共感を示したうえで
「△時から勉強しようか」「一緒にがんばろう」と
声をかけることも声掛けの一つの方法です。
良かれと思ってしたことが裏目にならないよう
コミュニケーションは大切です。
子どもの思いや考えを聞きながら
うまく勉強をするように導いてあげましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。