こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
テストを受けるときに気をつけなければいけないのは
「ケアレスミス」です。
「ケアレスミス」とは「注意していれば防げたはずの
間違いや失敗、軽率な間違い」にことをいいます。
「ただのうっかりミスだから次は気をつけよう」
と軽く考えたままだと、
ケアレスミスをなくすことはできません。
ケアレスミスはパターンがあります。
一つは「問題文の指示に従っていない」です。
『間違っている選択肢を答えよ』と指示されているのに
正しい選択肢を解答してしまう。
あるいは『書き抜きなさい』という問題に対して
漢字の部分をひらがなで書く、という間違いです。
もう一つは解答の書き間違いです。
数学の問題で“円柱の体積を求めよ”という問題に対して
“96㎤”と“π”を書き忘れてた。
書取り問題で“カードの有効キカン”を“機関”と解答した。
解答欄を一つずつずれて解答した。
などの間違いです。
字が汚くて判読できないのもこれに当てはまります。
字に自信がない子どもは字を丁寧に書くことで
不正解になることを防ぐことはできます。
ケアレスミスを防ぐための対策は以下のとおりです。
まずは過去のテストを見直してください。
見直すポイントは「どのような間違いをしたのか」です。
・全然わからなかった。
・テスト勉強の時はできていたのにテストでは間違えた。
・間違って覚えていたために間違えて解答した。
・ケアレスミスで間違えた。
このうち「ケアレスミスで間違えた」問題について
どのようなケアレスミスをしたのかを確認します。
そのうえで次のテストで同じケアレスミスをしないための
取り組みを行いましょう。
テストを受けるときは問題文に印をつけながら読みます。
上で例に挙げた問題では『間違っている選択肢を答えよ』
と線を引くなどして、何を解答しなければいけないのかを
意識できるような工夫をします。
問題文は語尾に指示が書かれていることが多いです。
最後までしっかり読み、解答しなければならないことを
視覚化することでケアレスミスも減らすことができます。
テストは時間が決まっています。
終了時間が迫ってくると焦ってしまいケアレスミスを
起こしやすくなります。
見直しの時間のことも考えて問題を解きましょう。
テストを見直すときは以下の点に注意してください。
・問題文の読み間違いがないか?
・文字が読みにくくないか?
・解答欄が間違っていないか?
・単位や記号の間違いがないか?
自分では解けたと思っていてもケアレスミスは起きます。
ケアレスミスの問題と原因を見直し、
日々の勉強時に対策を習慣化することでケアレスミスを
なくしていきましょう。
保護者もお子さまのテストの点数だけでなくその中身も
気をつけてみてあげてください。
6月2日のブログにもケアレスミスについて書いて
います。
併せてお読みください。
最後までお読みいただきありがとうございます。