こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
日本の若者は韓国やアメリカなど外国の若者と比べて
自己肯定感が低い傾向にあるといわれています。
(『子ども・若者白書』内閣府、2019年)
「自己肯定感」とは自分に対する評価を行う際に、
自分の良さを肯定的に認める感情のことです。
自己肯定感が高い子どもは感情が安定し、
様々なことを前向きに捉えることができます。
ですので勉強に対しても意欲も湧きやすく、
進路の目標も持ちやすくなります。
反対に自己肯定感が低いと
「どうせ自分は…」とネガティブな気持ちになり、
成績も下がってしまいます。
お子さまの成績が上がらない原因は、
ひょっとしたら自己肯定感が低いからかもしれません。
保護者の皆さまは、お子さまには自分を肯定的にとらえ
自信を持って生きてほしいですよね。
この自己肯定感は子どもの成長過程で育まれます。
それには親の言動が大きな影響を与えます。
お子さまが自己肯定感を持つために親ができることは
なんでしょうか。
まずはお子さまができないことを認めることです。
そのうえで「◯◯は苦手だけれど△△はできる」と
お子さまのできることを認めてあげてください。
親としてはお子さまの苦手なことに目が行きがちです。
ですができないことをなんとかしようとするよりも
できることを伸ばすように働きかけてあげてください。
子どもも「勉強しなさい」「どうしてできないの」と
言われ続けると親から否定されているように感じ、
自己否定感が大きくなります。
できることを認めることでお子さまの自己肯定感を
高めてください。
親は我が子と他の子を比較してしまいがちです。
親が自分を他の子どもと較べると
自分を否定的に見るようになります。
「そのままのあなたでいていいんだよ」と
子どもに思わせることで、
自分を肯定的にとらえるようになります。
お子さまに声かけをする時には
プラスの言葉をかけてあげてください。
テストの点数があまり上がらなかったときに
「なんでこんな点しか取れないの」と
マイナスの言葉をかけられるとやる気も失われます。
「いつも頑張っているから、次はいい結果がでるよ」
と次につながる声かけを心がけてください。
子どもに自己肯定感を持たせるためには、
まずは親の意識と行動を変えることが必要です。
上であげたこともまずは自分自身から始めてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。