こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
子どもは小学校で1,026字、中学校では1,110字の漢字を
習わなければなりません。
全部読み書きができるようになるには
相当勉強しなければなりません。
中には苦手な子どもや嫌いな子どももいます。
大人になったらパソコンやスマホを使って文章を作るので
書き方や漢字の筆順なんて知らなくても問題ないでしょ。
手紙や年賀状なんて書かなくてもLINEやTwitterで
やりとりするから漢字なんて必要ない。
子どもにこう言われたら、皆さんはどう答えますか?
「きしゃのきしゃはきしゃできしゃできしゃ」
ひらがなで書かれた文は読みにくく意味も分かりません。
「貴社の記者は汽車で帰社」
漢字を使った文だと意味もわかります。
このように漢字は日本語で書かれた文章を読むために
必要不可欠なツールです。
漢字を勉強するのは個々の漢字の読み書きや部首などを
勉強するだけではありません。
それぞれの漢字が持つ意味や文章中の漢字の使われ方、
類義語や対義語、言い回しなどを学ぶことで
日本語を学ぶことになるのです。
また漢字は国語だけに使われているのではありません。
他の教科の教科書や参考書、問題集などあらゆる文章は
漢字が使われています。
漢字は音と意味を同時に伝えます。
漢字の知識がなければ文章の意味を理解できません。
文章を理解するためには漢字の知識が必須なのです。
では漢字の苦手な子どもは
どのように勉強すればいいのでしょうか。
よくあるのがひたすらノートに漢字を書き写す方法です。
反復練習は効果はありますが、単調作業になってしまい、
子どもは漢字が嫌になります。
漢字の勉強時には以下の点を意識して
取り組んでください。
① 意味を理解しながら勉強する
意味を理解しないと単なる記号として覚えることになり、
勉強も苦痛になります。
漢字の意味を理解しながら勉強することで、
覚えやすくなるだけでなく国語力のアップします。
② 読書しながら勉強する
英単語と一緒で一つ一つ書くよりも、文章と一緒に書いて
勉強する方が覚えやすいです。
③ 正しい書き順で書く
正しい書き順で書くことで字が綺麗にみえます。
新しい漢字を練習するときは正しい書き順で書くように
意識しましょう。
はじめに正しくない書き順で書くと
後から修正するのは難しいです。
漢字を勉強することで単に漢字の知識を得るだけでなく
文章の読解力や理解力が高まります。
ご家庭でもお子さまが漢字の正しい知識が身につくよう
見てあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。