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「頭がいい」とはどういうことか

2023/02/28
Victoryブログ

こんにちは

Victory学院講師の山田修です

 

私たちはよく「あの子は頭がいい」と言いますが

どういう子どものことを指すのでしょうか

 

テストで高得点を取る子ども?

記憶力がいい子ども?

通知表の評定が高い子ども?

 

その子は「勉強ができる」のであって

「頭がいい」とは違います

 

「勉強ができる」子どもには以下のような力があります

 

○難しい言葉を難しい言葉のまま理解できる (理解力)

○煩雑な情報から共通点や相違点を見出して整理できる

                       (分類力)

○過去に目にした情報を覚えることができる (記憶力)

○割合や金額、人数などの計算を工夫してできる

                                                                                            (計算力)

○ヒントから類推して言外の意図を汲み取ることができる

                                                                                            (読解力)

 

「勉強ができる」とは上記のように情報をつなぎ合わせて

解答にたどり着くことができる能力であるといえます

これらの能力は学校の勉強や受験勉強を進めて行くと

獲得できる能力です

 

それに対して「頭がいい」とは

どの情報を吸収すべきかを自分で取捨選択し

自分なりの解釈を加えて新しい発見や価値を創造する

発信型の能力です

 

この能力には以下のような力があります

 

○先入観に惑わされない力

○自己分析が上手く、自分の立ち位置を正確に把握する力

○人にわかりやすく言語化する力

○多くに人が気付かなかった切り口で物事を捉える力

○周りを見て自分が何をすべきか察知する力

 

これらは正解の無い問いの解答を自分で作り出す行為です

人の指示に従うだけでなく

自ら考えて行動しなければ身につかない能力です

 

「勉強ができる」とはすでにある情報を処理する力であり

正解のある問いを早く正確に導き出す能力です

逆にいえば見たことのないことに対しての耐性が弱い

といえます

 

それに対して「頭がいい」とは問いを自分で作り出し

その問いに対する自分なりの解答を創り出す能力です

すると解答が最後までたどり着いていないのに

途中で「答え」としてしまいかねません

 

両者は反対の性質である一方

どちらも持ち合わせれば

お互いの弱点を補完し合える存在でもあります

 

「頭がいい」子どもに育てるには

ご家庭での会話が大切です

 

子供の話はときには頓珍漢なときもあります

ですがそんなときに「何言ってるの」と返すのではなく

「どうしてそんなふうに思うの」と

肯定的に受け止めてあげましょう

 

最後までお読みいただきありがとうございます