こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
「継続は力なり」という言葉はご存知かと思います。
「一つ一つの成果は小さいものであっても、
地道に続けることでやがて目標を達成できる」
という意味です。
イチロー氏もこう言っています。
「夢や目標を達成するには一つしか方法がない。
小さなことを積み重ねること。」
継続することの大切さは、
このイチロー氏の言葉に集約されています。
まずは達成すべき目標の設定です。
例えば、高校入試で出題される英単語の語彙数は
2400個といわれています。
これを1年間で覚えるとすると、
2400個÷365日≒7個
1日に7個覚える必要があります。
志望校合格という目標があれば続けることができますが、
目標が明確でなければ続けることができません。
もう一つは小さなことの積み重ねということです。
上の例でいえば、英単語を覚えるのに
1日7個じゃ物足りないから、1日80個、1ヶ月で
マスターするぞ!といっても、続けられません。
それよりも中学1年生から授業で習った単元の英単語を
覚える取り組みを3年間地道に積み重ねた方が
確実に効果が上がり、成績も上がるでしょう。
最終的な目標は大きく掲げ、
日々の取り組みは目標を小さくし、達成感を味わう。
その達成感によって「明日もやってみよう」となり、
継続につながります。
取り組んだことの記録もモチベーションにつながります。
今日勉強したことを手帳に記録することで、
積み重ねが目に見えます。
また勉強した時間も記録すれば、
時間の有効活用を図ることにつながります。
この「見える化」が勉強するモチベーションを高め、
継続することにつながります。
一つ注意していただきたいのが、
勉強を始めたからといって
成績がすぐに上がるわけではないということです。
勉強した量や時間と成績は比例しません。
実際の学力は下記のようなピンクの曲線を描きます。
初めのうちは勉強の成果が現れず、
子どもだけでなく親ももどかしく思ったりします。
この段階で「僕はやっぱり勉強ができないんだ」と
勉強をやめてしまう子どももいます。
ですが、勉強を継続すると
ある時期から急激に成績は上がります。
成績が伸びないからといって勉強をやめてしまうことは
本当にもったいないです。
成績が伸びないときはお子さまに自信を与えてください。
結果ではなく勉強に取り組む頑張りを褒めましょう。
そして少しでも点数が上がれば
思いっきり褒めてあげてください。
そうされることで子どもは自信を持ち、
勉強を継続することができます。
この停滞期と発展期は繰り返し現れます。
停滞期は成績が伸びる学力を蓄えている時期です。
お子さまが勉強を諦めないで継続して取り組むよう
保護者の方はお子さまのサポートをしてあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。