こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
昨日のブログでVUCAの時代にはコミュニケーションが
大切と書きました。
日本経団連の「新卒採用に関するアンケート調査」では、
選考時に重視する要素として2004年から16年連続で
コミュニケーション能力が1位です。
求める資質の上位5位までにコミュニケーション能力が
ランクインした企業は8割以上です。
多くの企業がコミュニケーション能力を求めています。
ではどのような人がコミュニケーション能力が高い人と
評価されるのでしょうか?
初対面の人とも会話がスムーズにできる人?
トークが上手くて周りの人を笑わせてくれる人?
大勢の前でも緊張せずに話ができる人?
それは勘違いです!
コミュニケーション能力=話す力、ではありません。
コミュニケーション“communication“の語源は
ラテン語のコミュニス“communis“という
「共有、共通」を意味する言葉です。
つまりコミュニケーションとは
「対人間での情報共有や意思の疎通」のことです。
人とのコミュニケーションで大切なのは
「相手の言うことを正しく理解し、
自分の言うことを相手に正しく理解してもらうこと」
です。
相手の言うことを聞かずに自分の話ばかりする人は
コミュニケーション能力が高い訳ではありません。
円滑なコミュニケーションに必要なのは「聞く力」です。
コミュニケーションについて調べた研究で、
お互いの話す量が4:6や5:5になるように話すと
会話が盛り上がるとされています。
こちらが一方的に話してしまうと
相手は「この人は私の話を聞いていない」と感じ、
会話も弾みません。
コミュニケーション能力は自然と身につくものでは
ありません。
ですが訓練することで高めることができます。
では子どもがコミュニケーション能力を高めるために
家庭でどのような取り組みができるでしょうか?
・挨拶をする
・子どもの話をしっかりと聞く
・子どもの話に共感する
・雑談を多くする
・子どもの話を否定するようなことは言わない
・さまざまな人と関わることができる場に親子で出かける
家族間の会話だけでなくさまざまな他者との関わりを
意識して増やすことが大切です。
我が子がコミュニケーションでつまづいたりしないよう
親がサポートをしてあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。