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日本の伝統芸能

2023/02/20
Victoryブログ

こんにちは

Victory学院講師の山田修です

 

本日2月20日は「歌舞伎の日」です

1607年のこの日に

出雲阿国という女性が

江戸城で徳川家康らに初めて「かぶき踊り」を披露した

そのことに由来しています

 

女性芸能者であった出雲阿国は

少女による小歌踊りや

「ややこ踊り」をベースとした「おどり踊り」を創始し

それが後の歌舞伎になったといわれています

 

その後女性や少年の歌舞伎は風紀を乱すとして禁止され

成人男性が女性役(女形)を演じる現在の形になりました

 

凛々しい化粧を施した演者が

派手な動きで観るものを別世界に誘う歌舞伎は

日本を代表する伝統文化として

2009年にはユネスコの無形文化遺産に登録されました

 

「伝統」や「文化」と聞くとなんだか堅苦しそうで

子どもにはできれば敬遠したいものかもしれません

 

ですが昨年は市川海老蔵さんが團十郎を襲名したことが

話題となりました

また片岡愛之助さんや尾上松也さんのように

テレビタレントとしても活躍する役者の方も多く

昔と比べても抵抗は少なくなってきています

 

400年を超える歴史を持つ歌舞伎は

時代とともに変化を続けています

近年では人気漫画を原作にした新作歌舞伎も話題です

 

歌舞伎は日本の社会に深く根ざした伝統文化ですので

私たちが日常的に使う言葉にも

歌舞伎に由来するものが数多くあります

 

「男前」

歌舞伎の世界で「前」とは動きのこと

動きのいい役者が美しいと評価されたことから

男前というようになりました

 

「幕の内弁当」

演目の幕間に食べる弁当から

俵形のおむすびとおかずを詰め合わせた弁当を

一般的にこう呼ぶようになりました

 

「大喜利」

江戸時代の歌舞伎は二部構成で行われていました

二部の最終演目を「大切(おおぎり)」と呼ばれていました

この「大切」を縁起を担いで

「大喜利」という当て字がされました

 

日本の伝統文化は歌舞伎だけではありません

 

染め物や着物などの伝統工芸

落語や能・狂言などの伝統芸能

茶道や華道などの諸芸

山車(だし)が彩る祭りや盆踊りなどの民俗芸能

 

などさまざまなものがあります

 

いずれも高い評価を受けていますが

一方で需要の減少や

担い手の高齢化と後継者不足が問題となっています

 

そのため国や自治体の支援を受けたり

まちおこしに活用するなど

次代につなげるためのさまざまな努力がなされています

 

日常生活の中で伝統文化を意識する機会は

少ないかもしれません

ですが時代の変化とともに新たな需要を取り込み

育成に力を注ぐことにより

伝統文化への関心を高め後世へとつなぐ

持続可能な仕組みづくりを考えることが求められます

 

最後までお読みいただきありがとうございます