『モチベーション3.0』
こんにちは
Victory学院講師の山田修です
皆さまは「モチベーション3.0」という言葉を
ご存知でしょうか?
これはアメリカの作家であるダニエル・ピンク氏が
提唱した新しい動機づけの方法です
モチベーション1.0は「生理的動機づけ」です
「お腹が空いたから食べる」「眠いから寝る」など
人間が本能的に抱く欲求に基づくモチベーション
のことを指します
モチベーション2.0とは「外発的動機づけ」です
「通知表が上がるとお小遣いがもらえるから勉強する」
「宿題をしていかないと先生に怒られるからする」など
アメとムチによるモチベーションです
対してモチベーション3.0は「内発的動機づけ」です
モチベーション1.0や2.0のように
本能や外部との刺激とは関係なく
自分の内面から湧き上がってくる欲求に基づくものが
モチベーション3.0なのです
子どもに報酬や叱責を与えて勉強をさせる
モチベーション2.0はこれまでも行われてきました
ですが子どもはその報酬では物足りなくなっていきます
より高い報酬やより厳しい叱責を与えないと
勉強をしなくなることが考えられます
いくら勉強しても成果が出なければ叱責を受けます
それが続くと勉強への意欲が失われてしまいます
また報酬を得るために嘘をついたりカンニングをするなど
不正を働くようにならないとも限りません
このように外発的動機づけによるモチベーション2.0は
一定効果をもたらすことがありますが
デメリットもあります
その点モチベーション3.0は「内発的動機づけ」です
「勉強したい」「創造したい」「世界をよくしたい」など
自分の内側から湧き出るモチベーションです
ダニエル・ピンク氏によると
人間が本来持つ「内なる動機」が発生するためには
3つの要素が必要だと書いています
【自主性】
自分の行動を自分で決定できる
【成長】
自分の成長が感じられる
【目的】
自分の行動が大きな何かにつながっていると感じられる
この3つが揃ったときに人は「フロー(没頭)状態」になり
自分自身の意思で行動するのだそうです
子どもが「フロー(没頭)状態」になるための環境を
ご家庭に作ることが求められます
子どもの好きなことや興味のあることには
惜しみない協力をして
学びの場を積極的に用意してください
そうした環境を作ることで
子どもはやる気を伸ばす行動を積み重ね習慣化します
良い習慣が子どもの人生の基盤となります
そうした環境をご家庭で用意してください
最後までお読みいただきありがとうございます