こんにちは
Victory学院講師の山田修です
少子化が進む中で中学受験者は増加しています
今年度の首都圏の受験者は66,500名で
8年連続で増加しています
中学受験率も22.6%と過去最高を記録しています
志望校の動向は「高大接続」がキーワードとなっています
大学の附属校や系列校のように内部進学する割合が高い
中学校が注目され人気を集めています
特にMARCHの系列校がブームになっています
大学受験勉強で膨大な時間を費やすことなく
中高6年間を存分に謳歌してほしいという思いや
お子さまが指向する専門的な教育を早めに進められる
というご家庭の意向がそこにはあると思います
公立中高一貫校も注目度が上がっています
公立中高一貫校になった都立学校は伝統校が多く
学校ごとに独自の文化や特徴があります
また6年間を見通した一貫性のあるカリキュラムで学び
大学受験に備えることができることが魅力です
私立中学校〜高校では6年間の学費が約690万円ですが
公立中高一貫校では約190万円と
経済的な負担が小さいことも人気の理由の一つです
出題傾向では文章をしっかり読まないと解けない
読解力が求められる問題が増えています
算数では条件設定を正確に細かく伝えようとする出題が
増える傾向にあります
どこかで見たことがあるような定型の問題も多いですが
よく読まないと題意がつかめない問題が多くなっています
国語では説明文と物語文と違う文章を読ませて
それから設問するという傾向になっています
また解答方式も択一式ではなく
『正解に全て○を入れなさい』というように
複数の正解を解答する問題も見受けられます
ある学校では5つの選択肢中4つが正解という
トリッキーな問題も見られました
社会や理科も国語と融合したような
教科をまたいだ出題が見られます
このように難関校といわれる学校では
意表をつく問題が出題される傾向が強いですが
中位校では依然として習熟問題が多く出題されています
今後も中学受験は志願者数の増加が続き
競争も激しくなると思われます
中学受験を考えているご家庭は
お子さまに期待をかけすぎて追い込むことは避けましょう
お子さまにさまざまな環境を用意して好奇心を育むよう
寄り添いサポートをしていくことが何よりも大切です
最後までお読みいただきありがとうございます