こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
4月1日が過ぎ新年度を迎えました。
子どもたちは新しい学校や学年にそれぞれ進み、
新生活がスタートしようとしています。
子どもたちは新しい環境に入るのを前に、
気持ちも引き締まっていると思います。
この機会をとらえて新年度の目標を立てましょう。
目標を立てるにあたって大切なことは「目的」です。
例えば「○○高校に合格」という目標を立てたとします。
正しい目標に見えますが、
「なぜ○○高校に合格しなければいけないのか。」
まで明確にしておきましょう。
・なりたい職業に就くためには、△△大学に進学したい。
・そのためには、△△大学の合格実績が高い○○高校に
合格したい。
というように、目的をはっきりさせましょう。
そうすることで、
・○○高校に合格するには内申書でオール4以上が必要。
・そのためには定期テストで学年で20位以内に入る。
というように目標がより具体的になり、
モチベーションも上がります。
目標をたてたからといって、
子どものモチベーションが高まるわけではありません。
立てた目標を達成して初めて、
「自分は頑張ればできるんだ」という達成感を味わい、
モチベーションを高めることができます。
目標を達成できなければ達成感を味わうことができず、
子どもの意欲をかえって低下させることになります。
ですので、子どもが達成できそうな目標を具体的に立て、
達成することで自信をたくさんつけさせることが、
大きな目標を達成させるための第一歩となります。
目標は具体的に中・長期目標と短期目標を明確にします。
長期目標は年単位、
中期目標は学期単位や定期テストのスパン単位、
短期目標は週・月単位、
で設定します。
まずは2023年の最終ゴールを明確にします。
例えば「○○高校に合格」という目標を立てたとします。
志望校が決まれば、
偏差値があといくつ足りないのか、
点数があと何点足りないのか、
といった具体的な努力目標が決まります。
【長期目標】
・○○高校合格のために偏差値を○点取る。
・入試科目で苦手教科を克服する。
【中期目標】
・△月の模試では◇点取る。
・定期テストで苦手教科を□点取る。
このように中・長期目標を設定できれば、
そこから逆算して短期目標を決めます。
目標は「頑張って勉強する」というように
抽象的なものではなく、
「○月×日20時から歴史のワーク5ページ勉強をする」
と、できるだけ具体的に計画を立てましょう。
計画には見直しがつきものです。
目標達成のために勉強を始めても、
計画どおりに進まないことが多いです。
そのときは計画を見直す必要がありますが、
中・長期目標はできるだけ変えずに、
短期目標を見直します。
そのためには予備日や時間を設けて、
余裕を持ったスケジュールを立てるようにしましょう。
何事も最初が肝心です。
「どこに向かって何をどれだけどのように頑張るのか」
を決めて始めることが大切です。
目標がなければ、右往左往して時間も無駄になります。
新年度という節目で気持ちを切り替えやすいこの時期は、
目標を立てるには良いチャンスです。
保護者の皆さまもお子さまと一緒に目標を考えて、
達成できるようにサポートをしてあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。