今まで何度も当プロぐに出てきている高3生が、
教室に来ました。
「塾頭にみせたいものがある」
と言ってスマホをポケットから取り出し、
チャッチャットと操作して、
画面を私に向けました。
「法政大学 合格」
「やったね~!すごいじゃん!」と私。
「これでお父様を超えられたね」
「そうですね、まあ」
「でも大学名じゃないからね。お父様は社会人として大成功されているから。
それを超えるのは大変だよ」
「まあ、そうですね」
「じゃあ、法政の方に行くのね」と尋ねると
「いやー、正直迷っています」と彼。
「やりたいことは、多分、立命館の方ができると思うんだけど・・・」
「えっ?じゅあ、何を迷っているの?」
「立命館って、こちらではあまり知名度が高くないじゃないですか」
「えっ?そんなことないと思うけど・・・」と私。
「だって、関関同立って言われている立だよ」と続けました。
「正直、塾頭ならどうします?」
と聞かれたので、
「やりたいことが立命館の方ができるんでしょ?」
「はい、まあ」
「だったら、迷わず立命館だね」
と答えました。
その後、別の先生が教室に来て、
その先生に合格を報告し、私は授業に入りました。
時々、会話が漏れ聞こえてきました。
どうも、「法政大学」のネームバリューに引っ掛かっているようでした。
私は、その後は何も聞かれなかったので、何も言いませんでした。
とりあえず、週末に青山学院大学と早稲田大学の試験があるので、
全てはそれらの合否が出てからでしょうから。
彼の更なる健闘を祈っています。