こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
昨日は社会科の勉強方法について書きました。
社会科の基本は『暗記』だと述べましたが、
本日は効率的な『暗記』の方法を書きます。
他の教科でもそうですが、
イメージと関連づけるとより鮮明に記憶できます。
しかし苦手意識を持っていたり興味がない子は
イメージを持つことができません。
そうすると語句は覚えることができても
それは単なる記号であり、事実の羅列に過ぎません。
それではますます社会科が苦手になります。
勉強をするときは資料集や地図帳を
一緒に見ようにします。
例えば『承久の乱』という歴史用語について
・1221年
・3代将軍源実朝の死後、後鳥羽上皇が実権を
朝廷に取り戻そうとして挙兵
・朝廷側が敗北
・実権は執権である北条氏に
と言葉で覚えようとしても覚えにくいです。
そういうときは資料集で人物画や地図、図解などと
一緒に覚えましょう。
視覚を活用して覚えることで、
忘れにくく思い出しやすくなります。
地理でも世界の国名や輸出品目、
都道府県ごとの主な産業などは
金額や数字を覚える必要はありません。
地図により場所を確認しながら特徴を覚えることが
重要です。
社会科の語句を暗記する際は『書いて覚える』
ことを意識してください。
社会科の語句は漢字で正しく書く必要があります。
特に歴史上の人名や公民の用語は普段使わない言葉
なので、正しく書けるようにしましょう。
語呂合わせやワードツリーを使っての暗記も
有効です。
平安遷都 794年「鳴くよウグイス平安京」
などの語呂合わせは暗記に効果的です。
ワードツリーとは、ひとつの用語に関連する言葉を
どんどんつなげて書いていく方法のことです。
そうすることで歴史だと前後に起こった出来事や
因果関係を把握しやすくなります。
社会科に苦手意識を持っている子どもには
タブレットを使った学習もおすすめです。
ゲーム感覚で楽しく飽きずに学ぶことができます。
他に学習アプリもたくさんありますので、
お子さまに合った教材やアプリを使って
勉強しやすい環境を整えていきましょう。
先日もこのブログでも書きましたが、
暗記の勉強は寝る前に行うことが有効です。
また復習しないと忘れる一方ですので、
翌日や1週間後に復習すると暗記した内容が
定着します。
こうした暗記学習を行うことで
お子さまの社会科の点数を伸ばせるよう、
保護者の皆さまも勉強する環境づくりを
していただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。