こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
「こうでなければならない」
「これが出来ない自分はダメだ」
物事に対して自分が考える「あるべき姿」を思い浮かべ、
達成するために頑張りすぎてしまう子どもがいます。
例えば、来週英語のテストがあるとすると、
テストで高得点を取りたい。
そのためには今週中に英単語を覚えなきゃいけない。
と頑張って勉強をします。
ですが、覚えられなくてテストの結果がよくないとき、
「次、頑張ろう」と気持ちを切り替えられると
いいのですが、
頑張りすぎる子どもは「自分は勉強ができない。」と
考えてしまいます。
そして「もっと勉強しなければ」と
ますます頑張って勉強するようになります。
その状況が続くと、気づかないうちにストレスが溜まり、
体調を崩してしまうこともあります。
そんな様子を見た親は、
「少しは休んだら」と声をかけると思いますが、
子どもには響きません。
そんな子どもは、頑張ることに価値を置いているため、
頑張ることをやめられず、自分を追い込んでしまいます。
頑張りすぎないようにするには、
どのような声かけをすればいいでしょうか?
親が焦って不安になると、その気持ちをかき消すために
子どもに必要以上に発破をかけることはやめてください。
「次のテスト頑張って!」
「宿題終わったの?頑張って早く終わらせてよ」
「早く寝なさい!」
こう言われ続けると、子どもは追い詰められてしまい、
余裕を無くしてしまいます。
また、思春期の子どもだと
「うるさいなぁ」とうざく感じるでしょう。
これまでもこのブログで書いていることですが、
結果を見て声かけをするのではなく、
子どもの前向きな姿勢やプロセスを評価してください。
また、普段から子どものありのままを受け止め、
肯定する言葉をかけてあげてください。
「頑張れ!」ではなく、「応援しているよ」。
「宿題やったの?」ではなく「何時から宿題する?」。
このように、子どもに寄り添った言葉をかけてください。
頑張りすぎる子どもは、自己肯定感が低く、
自分に自信が持てないため、
他人と比べたり、認めてほしいという気持ちから
頑張りすぎてしまいます。
親の皆さまは、子どもの自己肯定感を高める声かけを
心がけるようにしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。