こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
コロナ禍が明けた今年の夏休みは、
子どもにとっていろいろな体験を通して成長する
絶好のチャンスです。
川遊びや火おこし、生き物探しなどの自然体験や、
お城見学、化石発掘、天体観測など理科社会の学び体験、
ほかにアウトドア体験や職業体験など
夏休みだからこそできることがたくさんあります。
「体験」は、子ども自身は将来の可能性を広げます。
変化の乏しい生活を続けると、
私たちの脳はパターン化されてしまいます。
脳は変化を恐れる傾向があり、
新しい行動を変化ととらえ、拒絶してしまいます。
それがマンネリ化による退屈感・閉塞感を招きます。
脳がいつもどおりのパターンから抜け出すには、
意識して新しい行動を取る必要があります。
その新しい行動の一つが「体験」です。
今までしたことのない体験をきっかけとして
「もっと知りたい」と興味・関心を持つようになります。
これは知的好奇心といい、脳を育てる力の一つです。
また、体験することで『すごい!』『なんでだろう?』と
子どもはワクワクします。
「ワクワクすることって、
脳科学的に見ても最強なんです。
それができるのが体験です。」
脳科学者の東北大学・瀧靖之教授はおっしゃっています。
脳の「感情」をつかさどる部分と
「記憶」をつかさどる部分は隣り合っています。
ワクワクすると、脳の扁桃体という部分が、
やる気を生み出すドーパミンという物質を放出します。
扁桃体は記憶をつかさどる海馬と密接に繋がっていて、
ワクワクするほど意欲や記憶力も活性して、
前向きに楽しく取り組むことができます。
脳は使うほど海馬の回路が増加し、能力が高くなります。
何歳になっても成長させることができます。
では、どのような体験がいいのでしょうか?
瀧先生のおすすめは「自然体験」です。
普段勉強するときは立ち歩いてはいけない、
と脳が行動をコントロールしています。
それが、アウトドアでは鳥のさえずりや花の香りなどが
五感を刺激し、脳に良い影響を与えます。
そのほかにもいろいろな体験がありますが、
大事なのは「ワクワク」です。
一緒にいる親がつまらなそうな顔をしては逆効果です。
また、体験時に子どもの反応が薄いと
親はがっかりすると思います。
ですが、実際に体験したことは脳が覚えています。
今後興味を示したときに一気に伸びていきます。
どんな体験も無駄にはなりません。
この夏休みは、お子さんと一緒にいろいろな体験を
してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございます。
塾頭のメルマガ登録もぜひ!
https://home.tsuku2.jp/merumaga_register.php?mlscd=0000200485