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文章題が苦手です

2022/12/19
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

算数や数学で計算問題はよくできるのに

文章題だと解けないという子どもがいます。

 

計算問題は問題をたくさん解くと解き方が身につきます。

ですが文章題は「読解力」が必要です。

 

2022年度の大学入試共通テストで数学ⅠAの平均点が

37.96点と、平年よりも20点ほど下回りました。

なぜこんなにも平均点が下がったのでしょうか。

 

これまで行われてきたセンター試験との一番の違いは

文字数です。

22年度の共通テストの文字数は、

従来のセンター試験と比べて約1.5倍に増えました。

予備校の数学科の先生でも問題を解くのに

解答時間ギリギリまでかかるほどの量です。

しかも共通テストでは日常を想定した場面設定が問題に

加わるようになりました。

つまり長文や資料を読んで何を問われているのかを

正確に読み解く力が求められるようになったのです。

 

算数・数学のテストではこれまで計算を正確に行う

処理能力が求められていました。

ですが現在は処理能力に加え、実生活のどのような場面で

算数・数学が活用されているのかを題材として

その分野を本質的に理解しているかを読解力と絡めて

問われるようになっています。

 

文章題が苦手という子どもは「読解力」でつまづいている

場合が多いのです。

 

この傾向は全国の小学6年生と中学3年生が受ける

全国学力・学習状況調査にも表れています。

この調査でも公式に当てはめて計算すれば求められる問題

では正答率が高いですが、

文章題を正しく読み解かなければ解けない問題では

正答率は全体の半分以下でした。

やはり算数・数学でも「読解力」も求められています。

 

文章題を苦手としている子どもは、

「この問題はこのパターンに当てはめれば答えが出る」

という勉強の仕方をしている傾向があります。

そんな勉強法では文章題に対応できず、

ますます算数・数学に苦手意識を持つようになります。

 

「なぜこの問題はこのように解くのか」を丁寧に考える。

解き方を説明できるようにする。

こうした勉強法により文章題もできるようになります。

これは何も算数・数学だけでなく他の教科にも共通する

基本的な勉強法です。

 

暗記学習だけでは通用しない「情報を正しく読み取る力」

が今後ますます求められるようになっています。

お子さまがこうした力を身につけられるよう

保護者の皆さまも見てあげてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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