こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
昨日は作文・小論文の書き方について書きました。
本日は「何を書くか」を述べます。
昨日も書きましたが、入試での「作文・小論文」とは、
あるテーマに対して自分の意見を理由や根拠を示して
説明する文章です。
入試で出題のパターンはおよそ3つに分けられます。
○課題文を与えられ、それを読んで論述する
○指定されたテーマについて意見を述べる
○表やデータを読み取り問題点や課題について書く
志望校の出題形式や傾向は過去問で確認しましょう。
作文・小論文を書くときは、与えられたテーマに対して
自分の考えや立場をはっきりさせることが大切です。
賛成なのか反対なのか、どう考えるのかを一つ決めます。
考えや意見は1つに絞りましょう。
たくさん書くと考えの軸がブレます。
それが決まれば、なぜそのように考えるのかという理由を
肉付けしていきます。
そのように考えるきっかけとなった自分の体験や出来事を
書きます。
そしてその体験や出来事から自分が得たことを
書きましょう。
ここも多くのことを書く必要はありません。
一番大きな理由と考えることを1つかせいぜい2つまで
書けばいいでしょう。
そして最後に自分の考えや意見をまとめます。
このまとめでは最初に述べた自分の考えや立場に反する
ことがないように気をつけましょう。
ここで合格した場合学校生活をどのように送りたいのかを
書くといいでしょう。
このように入試の作文・小論文は
① 序論(テーマに対する自分の考え・意見)
↓
② 本論(なぜそう考えたのかの理由や根拠と
そう考えるきっかけとなった体験や出来事)
↓
③ 結論(序論で書いたことをまとめる)
の順番で書くといいでしょう。
ただし200字程度の短い作文や段落構成を指定している
場合は、この型にこだわる必要はありません。
作文・小論文をいきなり解答用紙に書いてはいけません。
問題文を読んでテーマを把握し、解答条件を確認します。
それからどんなことを書けばいいのかアイデアを出して
文書構成を考えてから解答用紙に書いていきましょう。
書く内容が曖昧なまま書き始めると結論がはっきりしない
文章になり、大きく減点されます。
最初に書く内容と順番を決めてから書きましょう。
入試の作文・小論文は「型」があります。
この「型」は練習で習得することができます。
入試に作文が課せられる子どもは文章を書く練習を
たくさんして、合格を掴み取りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。