こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
社会が苦手な子どもは多いですが、
その中でも表やグラフなどの資料から何が読み取れるかが
問われる問題に苦手とする子どもは多いです。
社会は暗記科目だと思われていますが、
テストや入試では教科書に出てくる用語を覚えたうえで、
資料から読み取った内容を言葉で記述する
思考と表現が問われる問題が増えています。
資料の読み取り問題は表やグラフの問題は数字の変化から
読み取れることを解答することが求められます。
そのために
① 「何が問われているのか」を把握する
② 何の表やグラフなのかを確認する
③ グラフの縦軸と横軸が何かを確認する
④ 自分がこれまで学習した知識と結びつける
⑤ 解答を書く
が必要です。
資料問題の苦手を克服するには2つの力が必要です。
一つは②③の表やグラフから「情報を読み取る力」です。
これができないことには問題を解くことができません。
これができない子どもに対しては
「この表は何の表なんだろう?」
「グラフのの縦軸は何?横軸は何?」
ということを確認しましょう。
何の表やグラフなのかはタイトルを確認します。
縦軸・横軸は単位に気をつけましょう。
「タイトル」と「単位」が分かれば、
その表やグラフが何を表したものか掴むことができます。
そして数字がどのように変化しているかを把握します。
変化を把握できれば変化の理由やその背景を解答します。
そのために必要な力が④⑤の「言葉で表す力」です。
社会の問題では細かい数値の読み取りは求められません。
数字が急上昇・急降下していたり、逆転しているように
大きく変化している箇所について、
表やグラフのタイトルと結びつけて問いに解答します。
ですが解答を導く知識がなければ書くことができません。
まずは教科書やワークで勉強し基本知識を身につけます。
勉強をしていて意味のわからない言葉が出てきたときに
意味が確認できる『用語集』を持つことも有効です。
普段の勉強では算数・数学や国語、英語が中心となり、
社会はおろそかになりがちです。
ご家庭でも社会の出来事や時々の話題を話し合うことで
社会科に対する関心を持たせるようにしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。