こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
子どもの成績が今ひとつ伸びないときは、
ノートのとり方を工夫するだけで変わることがあります。
ノートをとる目的は何でしょうか?
その目的は「情報の記録」「記憶の定着」の2点です。
人は見聞きしたことを短期記憶として保存するため、
時間が経てば忘れてしまいます。
授業で先生が黒板に書いたことや話した内容も、
ノートに書かなければ授業が終わると忘れてしまいます。
ですが、ノートを取ることで後から復習して
思い出すことができます。
また、ノートを書き、復習することで
短期記憶を長期記憶に変えることができます。
その観点からノートを取るために
どのような工夫をすればいいのでしょうか?
ノート1ページに書きすぎないようにし、
余白を作っておくと見やすくなります。
また間違いの訂正や気づいたことを書き込むことができ、
より効果的に復習が出来ます。
イラストや図、表を使うことで、
視覚的に情報を捉えることができます。
書くのが難しいイラストや図、表は授業中に書かずに、
後からコピーを貼り付けるなどの工夫をしましょう。
また、記号やアイコンを活用することで
ノートをコンパクトにまとめることができます。
後から見返したいことや、追記したいことがある場合は、
付箋を活用することも効果的です。
ノートは誰かに見てもらうために書くのではありません。
勉強したことを見直し、復習に役立てるためです。
ノートをとるのはあくまでも勉強のための手段であって、
ノートをとることが目的ではありません。
ですので、ノートを綺麗に書くことよりも、
書いたものをどのように勉強に活かすのか
を意識することの方が大切です。
一見乱雑に見えるノートでも、
子どもが見直して内容を思い出すことができれば、
ノートの役割を立派に果たしています。
ノートが汚いからと言って「ちゃんと書きなさい!」と
子どもに言うよりも、
子どもがノートを取ったことをことを認めてください。
そうすれば、板書事項を写すだけの受動的な勉強から、
能動的に学ぶようになります。
最後までお読みいただきありがとうございます。