こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
音楽を聴きながら、
YouTubeを観ながら、
お菓子を食べながら、勉強している我が子を見て
「本当に勉強出来ているのか?」
と気になることがないでしょうか?
「ながら勉強」は集中できなくなるとよく言われます。
その一方で、
「好きな音楽を聴きながら勉強すると集中できる」
「ガムを噛みながら勉強すると頭がスッキリする」
と言う方もおられ、意見が分かれます。
一度に複数の作業を処理することを
“マルチタスク”といいます。
仕事では効率アップの手段として
取り上げられることがあります。
ですが、人間は一度に複数の作業を「同時に」処理する
ことが出来ません。
マルチタスクはいくつかの作業を短時間で切り替えながら
並行して行うことで、
一つの作業を集中して行うことが出来ないのです。
「ながら勉強」はこのマルチタスクに該当します。
子どもは勉強出来ているつもりでも、
実際は集中力は大きく低下している可能性が高いのです。
ですので動画を見ながらやお菓子を食べながらの勉強は
するべきではありません。
もちろん休憩時に動画を見たりするコーヒーを飲んだり
することは気分転換になります。
また、「ながら勉強」に向いているものもあります。
うまく活用すれば勉強効率を上げることが出来ます。
音楽には脳をリラックスさせる効果があります。
ゆったりとした音楽など適度な雑音は脳を落ち着かせ、
集中力も高めてくれます。
ただし、歌詞のある音楽やテンポの速い音楽だと
音楽の方に気を取られてしまいます。
クラシックやBGMのように“音”として耳に入ってくる
音楽が良いでしょう。
「ながら勉強」は漢字の書き取りや歴史の年号暗記など
単調になりがちな作業のときに効果があります。
国語の読解問題や数学の文章題、社会の資料読み取りなど
思考力を必要とする勉強には向いていません。
授業やテスト、入試では音楽を聴いたり動画を見ることは
出来ません。
本番で出来ないことを普段の勉強で行うべきではない、
ということを意識して勉強するよう、
お子さまをサポートしてあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。