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シャープペンシル使用禁止

2023/09/29
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

先日、こんなニュースを目にしました。

 

『シャープペン禁止に従わぬ児童に体罰指導』

学校で使用を禁じるシャープペンシルを取り上げる際に

腕をつかむなどの体罰で児童を負傷させたとして、

女性教諭を懲戒処分とした

news.yahoo.co.jp/articles/9bba43c471c1a9332583997459411464c26ebbd6

 

シャープペンシル(以下シャーペン)の使用を禁止する

法律はありません。

ですが、文具メーカーのゼブラが2015年に行った

調査では、子どもが学校でシャーペンを使っていると

回答した割合は8.6%でした。

つまり9割以上の小学校でシャーペンの使用が

禁止されているのです。

 

一方、塾ではほとんどの子どもがシャーペンを

使用しています。

 

文部科学省としてシャーペンの使用を禁止しているという

事実はありません。

個々の小学校が禁止しているのです。

 

なぜ小学生はシャーペン禁止されているのでしょうか?

 

「おもちゃになる」

「壊れやすい」

「筆記具の正しい持ち方が身につかない」

「高価で盗難される」

など、いろいろな理由が挙げられています。

 

ですが、シャーペン禁止の明確な理由を

学校の先生から聞いたことがあるでしょうか?

 

「ルールだから禁止!」では納得できません。

2020年国会でも「一般的に世の中に対して合理的な

説明ができないであろうルール」として、

「ブラック校則」の一例に挙げられています。

 

説明を全くされなかったり、

ただシャーペンはよくないで済まされると、

規制される側には不信感が生まれます。

説明可能な理由があれば、堂々と説明すべきです。

明確な理由がないまま前例踏襲で続いているのであれば、

無くすことも含めて見直すことが必要です。

 

ルールを押し付けられれば思考が停止してしまいます。

自分の勉強に適しているかどうかを判断し、

自分で筆記具を選ぶ力を身に付けさせることが重要です。

 

これはシャーペンに限ったことではありません。

 

社会は大きく変化しています。

目まぐるしく変化するこれからの社会を生き抜いていく

ために必要な力の一つが「主体性」です。

 

主体性とは

「自ら考えたことをもとに、責任を持って行動できる」

ことです。

 

これまでは親や先生の言うとおりに行動することが

評価されてきましたが、これからは

「自分は何がしたいのか」「何ができるのか」

を考えて行動することが求められます。

 

ご家庭でも子供の接し方や声の掛け方を工夫することで

主体性を伸ばすことが出来ます。

成功でも失敗でも、子どもが自分で選んで行動することを

認めてください。

 

そうすることで子どもは「自分を受け入れてもらえる」

と自己肯定感を高めます。

自己肯定感が高まれば「自分でやってみよう」という

主体性を伸ばすことにつながります。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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