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イメージトレーニング

2022/12/06
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

サッカーW杯カタール大会も決勝トーナメントが始まり

ますます盛り上がってきました。

この大会のために選手たちは厳しいトレーニングを積んで

きましたが、本番で力を出し切るためにはプレッシャーに

負けない強い気持ちも必要です。

「心・技・体」の言葉のとおり、技術・体力を出し切る

精神面も鍛えなければなりません。

 

テストや入試でも同じです。

勉強をしてきたのに緊張して実力を出しきれなかった。

普段しないような計算ミスをしてしまう。

覚えたはずの年号がテストで出てこず、

答案を提出してから思い出した。

こうしたミスをしてしまう子どもは多いです。

 

そのような子どもは勉強や体調管理だけでなく

実力を発揮できる精神面を鍛えましょう。

 

精神面の鍛え方の一つに「イメージトレーニング」が

あります。

イメージトレーニングとは

「実際に起こりうる場面やその対処方法などを頭の中で

想像して、事前に慣れておくこと」です。

 

こんな実験があります。

一度もピアノを弾いたことのない参加者を

3つのグループに分け、

A=5日間2時間練習する

B=5日間2時間ピアノを弾かずに

イメージトレーニングだけをする

C=何も練習しない

5日後の変化を調べると、

A=指を動かす技術が向上

B=指を動かす技術が向上(Aの3日分)

C=技術の向上は見られず

(http://www.chrisdonnellymusic.com/wp-content/

uploads/2012/02/Pascual-Leone1995.pdf)

このようにイメージトレーニングは実際に練習するのと

同様の効果があります。

練習+イメージトレーニングだとより効果的です。

 

大切なのは「具体的にイメージすること」です。

受験生であれば、

・受験当日朝早く起きて頭がスッキリしている自分

・試験本番でリラックスしている自分

・スラスラと解答ができている自分

・第一志望校に合格して喜んでいる自分

(実際に喜びを爆発させる方がより効果的)

と成功したイメージを持ちましょう。

 

こうしたトレーニングを勉強が終わった後の

リラックスした状態で30秒から1分程度毎日続けます。

そうすることで本番で緊張することなく勉強してきた

成果を発揮できるようになります。

 

そのときに「もし不合格だったらどうしよう」と

マイナスの出来事はイメージしてはいけません。

緊張やプレッシャーで力を出しきれない子どもは

マイナスの出来事をイメージしてしまっているために

できないと思い込んでしまっているのです。

 

もちろん勉強はしなければいけません。

勉強したうえで、勉強してきたことが100%出せるよう

こうしたトレーニングも行ってみてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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