こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
サッカーW杯カタール大会も決勝トーナメントが始まり
ますます盛り上がってきました。
この大会のために選手たちは厳しいトレーニングを積んで
きましたが、本番で力を出し切るためにはプレッシャーに
負けない強い気持ちも必要です。
「心・技・体」の言葉のとおり、技術・体力を出し切る
精神面も鍛えなければなりません。
テストや入試でも同じです。
勉強をしてきたのに緊張して実力を出しきれなかった。
普段しないような計算ミスをしてしまう。
覚えたはずの年号がテストで出てこず、
答案を提出してから思い出した。
こうしたミスをしてしまう子どもは多いです。
そのような子どもは勉強や体調管理だけでなく
実力を発揮できる精神面を鍛えましょう。
精神面の鍛え方の一つに「イメージトレーニング」が
あります。
イメージトレーニングとは
「実際に起こりうる場面やその対処方法などを頭の中で
想像して、事前に慣れておくこと」です。
こんな実験があります。
一度もピアノを弾いたことのない参加者を
3つのグループに分け、
A=5日間2時間練習する
B=5日間2時間ピアノを弾かずに
イメージトレーニングだけをする
C=何も練習しない
5日後の変化を調べると、
A=指を動かす技術が向上
B=指を動かす技術が向上(Aの3日分)
C=技術の向上は見られず
(http://www.chrisdonnellymusic.com/wp-content/
uploads/2012/02/Pascual-Leone1995.pdf)
このようにイメージトレーニングは実際に練習するのと
同様の効果があります。
練習+イメージトレーニングだとより効果的です。
大切なのは「具体的にイメージすること」です。
受験生であれば、
・受験当日朝早く起きて頭がスッキリしている自分
・試験本番でリラックスしている自分
・スラスラと解答ができている自分
・第一志望校に合格して喜んでいる自分
(実際に喜びを爆発させる方がより効果的)
と成功したイメージを持ちましょう。
こうしたトレーニングを勉強が終わった後の
リラックスした状態で30秒から1分程度毎日続けます。
そうすることで本番で緊張することなく勉強してきた
成果を発揮できるようになります。
そのときに「もし不合格だったらどうしよう」と
マイナスの出来事はイメージしてはいけません。
緊張やプレッシャーで力を出しきれない子どもは
マイナスの出来事をイメージしてしまっているために
できないと思い込んでしまっているのです。
もちろん勉強はしなければいけません。
勉強したうえで、勉強してきたことが100%出せるよう
こうしたトレーニングも行ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。