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時事問題を考える

2022/12/05
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

入試では毎年「時事問題」が出題されます。

2023年の入試の場合、前年の2022年の出来事が

出題されます。

ただしニュースそのものが出題されることはあまりなく、

ニュースに関連した内容が出題されます。

ですので時事問題を勉強するときは、

何度も出てくる言葉(「キーワード」)と、

なぜ何度も出てくるのか、

の2点を確認するようにしましょう。

 

例えば2023年の入試に出題が予想される時事問題に

「2月24日、ロシアがウクライナに侵攻」があります。

このニュースが報道される中で、

・プーチン

・ゼレンスキー

・キーウ

・NATO(北大西洋条約機構)

という言葉が繰り返し出てきます。

まずはこれらの言葉について押さえる必要があります。

 

・プーチン=ロシア大統領




・ゼレンスキー=ウクライナ大統領



2人の顔と名前は覚えておきましょう。

 

・キーウ=ウクライナの首都

以前は「キエフ」と呼ばれていた


ウクライナの場所とロシアとの位置関係を押さえましょう

 

NATOに関しては、ロシアとウクライナの関係を知る

必要があります。

昔、ソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)という国があり、

ロシアを中心とした15の共和国からなっていました。

ウクライナもその共和国の一部でした。

ソ連が1991年に崩壊しウクライナを含む旧ソ連諸国が

独立しました。

その後独立した旧ソ連諸国が相次いで

NATO(北大西洋条約機構)に加盟しました。

NATOとは第二次世界大戦後の東西冷戦時代に旧ソ連と

東欧諸国に対抗するためにできた、

西側諸国(資本主義陣営)の軍事同盟です。

旧ソ連諸国がNATOに加盟するということは、

ロシアが周りを敵国に囲まれていることになります。

そのような状況でウクライナもNATO加盟を目指すと

したため、それを軍事力で阻止しようとしたのが

今回のウクライナ侵攻です。

 

ウクライナの首都も以前の「キエフ」はロシア語の発音

でしたが、今回の侵攻を受けてウクライナ語の発音で

呼ぶようになりました。

 

出来事とキーワード、それがよく出てくる理由をまとめる

ことで、時事問題の学習になります。

 

他に出題が予想される2022年の出来事は

・北京冬季オリンピック(2月)

・尹錫悦(ユン・ソギョル)氏が韓国大統領就任(5月)

・沖縄復帰50年(5月)

・安倍晋三元首相暗殺事件(7月)

・参議院議員選挙(7月)

・エリザベス2世死去(9月)

・鉄道開通150年(1872年〜2022年)

・ワールドカップカタール大会(11〜12月)

・日本の少子化加速(2021年の出生数は約84万人、

2022年はそれを下回る見込み)

・世界の人口80億人を突破、

2023年にはインドが最も人口が多くなる見通し

などがあります。

 

ご家庭でも子どもに新聞を読むよう勧めたり、

その時々のニュースについて話題にしたりするなど

時事問題に関心をもたせるよう取り組んでください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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