こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
昨日は受験生の12月の過ごし方について書きました。
受験生以外の中・高校生は定期テストが終わり、
ホッと一息ついているのではないでしょうか。
しかし子どもたちは「テストの見直しをしなさい」と
学校や塾の先生から言われていると思います。
ですが「テストが終わった後に勉強して意味があるの?」
と反発して取り組まない子どもも多いです。
そんな子どもには
「見直しをすることによって確実に成績はアップする」
ということを伝えたいです。
ではどのように見直しをすればいいのでしょうか?
まずはもう一度全問解き直しましょう。
「見直し」とは正解できなかった問題だけを解き直すこと
ではありません。
全問解き直すことで、自分が確実にマスターできている
かどうかがわかります。
テストでは正解したのに解き直しで不正解だった場合は
たまたま正解できただけなのかもしれません。
特に記号での解答は偶然正解だった可能性があります。
つまり理解が不十分だった可能性があるのです。
入試本番で同様の問題が出題されたときに解けないかも
しれません。
再度解き直したら、テストと解き直しの両方正解できた
もの以外を見直します。
見直しでは解けなかった理由を分析します。
テストと解き直しどちらも解けなかった問題は
その子の弱点です。
弱点は確実に潰していかなければなりません。
不正解の理由として
・問題が理解できない
・問題は理解できても解き方がわからない
・ケアレスミス
が考えられます。
問題が理解できない場合はその単元の基礎基本から
勉強し直さなければなりません。
解き方がわからない場合は、教科書や参考書、問題集など
を参考にして解き方をマスターしましょう。
自分で解き方をマスターすることが難しい場合は、
学校や塾の先生、友達に質問しましょう。
ケアレスミスの場合は、どんなミスをしているのかを
把握しましょう。
計算間違いなのか、漢字や単語の書き間違いなのか、
単位の書き忘れなのか、下書きの写し間違いなのか、
ミスにはいろいろなパターンがあります。
それを繰り返さないよう自分のミスのパターンを知り、
次回は同じミスを繰り返さないことが大切です。
見直し後はもう一度解き、本当に理解できたかどうかを
確かめましょう。
見直しの目的は
「出来ていなかったことを出来るようにする」ことです。
理解が不十分だと思うのであれば、全問正解できるまで
何度も繰り返し解きます。
繰り返し解き直すことで理解は深まります。
全問正解できる頃には、子どもの学力はテスト前よりも
確実に上がっています。
保護者の皆さまは、お子さまのテストが返ってきたら
結果を確認してください。
そのうえで見直しをするよう促してください。
不安なことがあれば学校や塾の先生に相談して、
その子に合った取り組みができるよう
ご家庭でも見てあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。