こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
「僕はバカだから」
「どうせ出来っこないよ」
我が子がこんなネガティブな発言をしていませんか。
人はネガティブな感情に引っ張られてしまいます。
人間の進化の過程で恐怖や不安、怒りといった
ネガティブな感情を抱くことで危険から身を守ってきた
結果、脳がそうしたネガティブな感情の方が大切だと
認識するようになったからです。
冒頭の発言のようなネガティブな感情は無気力や疲労感、
自信の無さにつながります。
その結果、新しいことに挑戦しようとする意欲や行動に
ブレーキがかけられてしまいます。
気持ちを立て直し、ポジティブな気持ちを持てるように
するにはどうすればいいでしょうか。
まずは子どものネガティブな感情に「そうなんだね」と
共感したうえで、
「前向きに言い換えてみたらどうだろう」と促します。
「僕はバカ」→「これから伸びる可能性を秘めている」
「出来っこない」→「自分の理想を高く持っている」
自分の理想が高いから今は出来ないけれど、
勉強すれば出来るようになる可能性を秘めているんだ。
だったら勉強しよう、
というようにポジティブな気持ちになります。
脳は、思ったことと現実が一致しないと違和感を感じる
という傾向があります。
ネガティブ思考だと
「自分はバカだ」
↓
テストの点数が悪かった
↓
「やっぱり自分はバカだから勉強しても無駄だ」
↓
ますます勉強ができなくなる
「自分はバカだ」という思考と点数が悪いという現実が
一致しているのでやっぱりと納得してしまいます。
勉強はできないままでも平気でいられます。
一方ポジティブ思考の場合
「自分はできる!」
↓
テストの点数が悪かった
↓
「こんなはずがない」
「間違えた問題を見直してもっと出来るようになろう」
↓
わからなかったところがわかるようになる
「自分はできる!」という思考と点数が悪いという現実が
一致しないので違和感を感じます。
その違和感を解消し点数を上げるために勉強するという
行動をとるようになります。
このように言葉には脳を変える力があります。
また、ポジティブな言葉は信頼している人から与えられた
ほうがより効果的です。
子どもにとって身近な存在である親からかけられた
ポジティブな言葉は子どもを勇気づけてくれます。
皆さまもお子さまにはポジティブな言葉をかけるように
してください。
最後までお読みいただきありがとうございます。