こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
この時期、受験生は模試を受けていると思います。
その結果が返ってきたときに点数があまり伸びず、
「これまで勉強してきた成果が実感出来ない」
と思っている受験生も多いのではないでしょうか?
ですが、焦る必要はありません。
勉強を続けていると、誰でもこうした停滞期があります。
この勉強の停滞期は「プラトー(学習高原)」といい、
勉強に頑張っても伸びにくい期間です。
このプラトーはどんな天才にも訪れるものだと、
世界記憶力グランドマスターの称号を持つ池田義博氏は
述べています。
このプラトーは決してマイナスではありません。
プラトーは「脳による知識の成熟期間」です。
プラトーの時期の時期にあるとき、
脳は知識を整理して使えるかたちに作り変える作業を
行っています。
この期間の長さは個人差がありますが、
プラトーの期間が終わると
脳は必要な知識をすぐに取り出して使いこなせるように
なり、結果成績の一段と上げていくことができます。
また、実力が伸びたなという感覚が得やすい科目と
得にくい科目とがあります。
数学や理科、地理、歴史などは分野ごとに学習ができ、
その分野の問題が出題されると点数が上がります。
つまり、実力が伸びた実感が得やすい科目です。
逆に英語や国語など、はっきりとした分野がない科目は、
学習した内容がすぐに点数に結びつかないこともあり、
実感が得にくいといわれています。
とはいえ、この時期に勉強の成果が感じられなければ
親子とも不安になっていると思います。
受験勉強が嫌になったり、
投げ出したりする子どももいるでしょう。
そのようなときは出来ることをするのが鉄則です。
新しいことを勉強するのではなく、
復習に専念するといいでしょう。
また、模試で解けなかった問題を見直すことも忘れずに
行ってください。
そうすることで、これまで勉強してきた基本事項が
定着するとともに、応用問題の解き方も身に付きます。
勉強してきたことは確実に学力として身についています。
成果を実感できるようにあるのはこれからです。
皆さまもお子さまの成績に一喜一憂することなく、
自信を持って勉強できるようサポートをしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。