こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
10月11日に藤井聡太七冠が王座戦を三勝一敗で制し、
史上初となる八冠独占を達成しました。
藤井聡太さんの影響で習い事として将棋が人気です。
皆さまのお子さまの中にも将棋を習っているとか、
趣味としてたしなんでいる子どももいると思います。
将棋を学ぶとどのようなメリットがあるのでしょうか?
将棋を強くなるためには、勉強しなければなりません。
藤井聡太八冠も最初から強かったわけではありません。
将棋を一生懸命勉強して、八冠独占という偉業を
成し遂げたのです。
では将棋を勉強することで
どのような思考が鍛えられるのでしょうか?
一番のメリットは、「論理的な思考回路が鍛えられる」
ということです。
ロボットやAI化が進むなか、
これからは「自分で考える力」が必要になります。
将棋では冷静に局面を見極めて、
次の手や戦略を考えていかなければなりません。
これは、物事を順序立てて考えていく「論理的思考」が
身につく手段となります。
将棋を指すうえで、場合に応じて指す定跡や
対局を記録した棋譜など、
たくさんのことを覚えなければなりません。
一手一手の意味を理解しながら覚えていくので、
何百通りもの棋譜を記憶できるのです。
このような経験をすることで、
勉強でも自分なりに意味づけをしながら覚えていくという
記憶力が向上します。
将棋を習うことで集中力も身につきます。
対局では一手を指すのに2時間も考えることもあります。
そのためには長時間の対局を戦い抜くため、
リラックスするときと集中しなければならないときの
バランスをうまく取る力が必要です。
集中力を自分でコントロールする力が身につきます。
将棋は体格が勝敗に関係するスポーツと違って、
頭脳の実力主義の世界です。
さまざまな年齢の人たちと対局できますが、
礼儀やマナー、コミュニケーション能力が求められます。
それが子どもの人格形成に良い影響を与えてくれます。
将棋以外にも習い事には色々あります。
スイミングやサッカーなどのスポーツ系や
ピアノや絵画などの芸術系、英会話などの学習系など
子どもの多くが何らかの習い事をしていることでしょう。
どのような習い事も良い点がありますが、
大切なことは子どもの意思です。
嫌がる子どもを習い事に活かせても長続きしません。
続いたとしても良い点が身につきません。
子どもの気持ちを第一に、
子どもにあった習い事を選んでください。
最後までお読みいただきありがとうございます。