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「分かったつもり」を解消するには

2023/10/20
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

勉強しているときには理解できたと思っていたのに、

いざテストになると全然解けない。

 

このような子どもは、「分かったつもり」になっている

かもしれません。

 

「分かったつもり」に陥ると、

せっかく勉強を頑張っても結果につながりません。

 

お子さまが勉強していて分からない問題が出てきたとき、

どのように解決しているでしょうか?

 

分からない問題で、解答・解説を見たり、

先生に質問をして「分かった」と思う。

類題を解く

前にやった気がするけれど、

解き方が分からず再び間違える。

再び解答・解説を見たり、

先生に質問をして「分かった」と思う。

 

このサイクルが「分かったつもり」勉強法です。

解答解説を見たり先生に質問したりして

「分かった」と思ったものの、

実は「分かったつもり」になっただけなので、

「出来る」にはなっていないのです。

 

この分かったつもりの状態から脱出して、

確実に「分かる」ためにはどうすればいいでしょうか?

 

ご家庭で取り組む方法は2つあります。

 

一つは子どもに間違えた理由を考えさせることです。

テストの解き直しをするときに、間違えた理由を

「ケアレスミスをしたから」だけでは、

次回も同じケアレスミスを犯す可能性が高いです。

「何に気をつければ、ミスしなかったかな?」

「◯◯だと思ったのはどうしてかな?」

「こうすればよかったと思うことはある?」

と声かけすることで、

何に気をつければミスをしなくなるのかを考えさせるよう

意識を変えさせていきましょう。

 

もう一つの方法は子どもに説明させてみることです。

解き直しのときに、正解した問題について

「この問題ができてすごいじゃない。

どうやって解いたのか教えてくれる?」

と子どもの自尊心をくすぐりながら、尋ねてみましょう。

その説明がテクニック中心のものであれば、

その単元の理解が不十分の可能性があります。

その問題は正解できたとしても、

次のテストでは正解できないかもしれません。

 

「分かったつもり」が「分かった」になり、

さらに「出来た」になるよう、

子どもがより良い学習方法を獲得できるようなサポートを

ご家庭では心がけていただくといいですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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