こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
勉強しているときには理解できたと思っていたのに、
いざテストになると全然解けない。
このような子どもは、「分かったつもり」になっている
かもしれません。
「分かったつもり」に陥ると、
せっかく勉強を頑張っても結果につながりません。
お子さまが勉強していて分からない問題が出てきたとき、
どのように解決しているでしょうか?
分からない問題で、解答・解説を見たり、
先生に質問をして「分かった」と思う。
↓
類題を解く
↓
前にやった気がするけれど、
解き方が分からず再び間違える。
↓
再び解答・解説を見たり、
先生に質問をして「分かった」と思う。
このサイクルが「分かったつもり」勉強法です。
解答解説を見たり先生に質問したりして
「分かった」と思ったものの、
実は「分かったつもり」になっただけなので、
「出来る」にはなっていないのです。
この分かったつもりの状態から脱出して、
確実に「分かる」ためにはどうすればいいでしょうか?
ご家庭で取り組む方法は2つあります。
一つは子どもに間違えた理由を考えさせることです。
テストの解き直しをするときに、間違えた理由を
「ケアレスミスをしたから」だけでは、
次回も同じケアレスミスを犯す可能性が高いです。
「何に気をつければ、ミスしなかったかな?」
「◯◯だと思ったのはどうしてかな?」
「こうすればよかったと思うことはある?」
と声かけすることで、
何に気をつければミスをしなくなるのかを考えさせるよう
意識を変えさせていきましょう。
もう一つの方法は子どもに説明させてみることです。
解き直しのときに、正解した問題について
「この問題ができてすごいじゃない。
どうやって解いたのか教えてくれる?」
と子どもの自尊心をくすぐりながら、尋ねてみましょう。
その説明がテクニック中心のものであれば、
その単元の理解が不十分の可能性があります。
その問題は正解できたとしても、
次のテストでは正解できないかもしれません。
「分かったつもり」が「分かった」になり、
さらに「出来た」になるよう、
子どもがより良い学習方法を獲得できるようなサポートを
ご家庭では心がけていただくといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。