こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
先週気になったのは下記の記事です。
『文部科学省が初めて小中学生を対象とする
近視の実態調査を行いました。
調査の結果、
裸眼視力が1.0未満の児童の割合は、
小学生で32.9%、中学生で54.7%と、
学年が上がるにつれて増加傾向にあることが
わかりました。また、中学3年生では、
裸眼視力が0.3未満の生徒が
約3割を占めていたということです。』
(6月23日、日テレニュース)
眼球は本来前後に伸び縮みすることで近くにも遠く
にもピントが合わせられるようにできています。
ですが、近くにピントを合わせ続けていると、
眼球が前後に伸びたままになります。
すると近くははっきり見えるが遠くはぼんやりとしか
見えない状態になります。
そうして近視が進行します。
近視の原因はよくわかっていませんが、
遺伝的な要素と環境が原因
と考えられています。
環境の原因のひとつとされているのが
スマホです。
実はスマホが普及した2014年ごろから世界規模で
子どもの近視が増加傾向にあります。
スマホだけでなくパソコンのディスプレイを
長時間見続けていると目が疲れます。
そのほかに原因として考えられるのは
・勉強や読書の姿勢が悪い。
・睡眠不足
・暗いところで本を読む
・テレビまでの距離が近い
・栄養不足、偏食
・ストレス
などです。
こうしたことで目に負担がかかり、
視力が低下していくと考えられます。
視力を落とさず勉強に集中するためのポイントは
以下のとおりです。
① 本からの距離は30㎝以上、パソコンは画面から
50㎝以上、液晶テレビは画面の高さの約3倍の
距離から見る
② 姿勢をきちんと保つ
③ 勉強中は1時間に1度は目を休ませる
近年の研究では、近視の抑制に重要なことは
1日2時間以上、1000ルクス以上の日光を浴びること
だといわれています。
近視がより進むと、緑内障や眼底出血などの目の病気
が引き起こされる、最悪失明につながる恐れが
あります。
スマホについては、『急性内斜視』が大きな問題と
なっています。
スマホを近距離で見ると眼球はわずかに内側に
向けられます。
それが長時間続くと眼球が内向きのままとどまって
しまいます。
「黒板の文字が二重に見えることで勉強に支障が出て、
不登校になるケースもあります。」
(浜松医科大佐藤美穂教授)
ご家庭でのお子さまの様子について、寝転がって
スマホやマンガを見たりしないように保護者の皆さま
も気をつけていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。