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『生きる力』を育む

2022/06/28
Victoryブログ
こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。

次の問題を解いてみてください。
問題①


問題②


これは平成19年度全国学力調査•学習状況調査
(小学校6年生算数)の問題です。

問題①の正答率は96.0%
問題②の正答率は18.2%

日本の子どもたちは知識•技能は
身に付いているものの、
その知識•技能を実生活の場面に
活用する力に課題がある、
との分析がなされています。

そうした課題を解決するために、
文部科学省は『生きる力』を育てることを
学習指導要領で明記しています。

これまで何回か取り上げている教科書の改訂も、
この学習指導要領に基づいて作成されています。

文部科学省の定義する『生きる力』とは、
変化の激しいこれからの社会を生きるために、
確かな学力、豊かな人間性、健康•体力•の
『知•徳•体』をバランスよく育てることです。

『確かな学力』とは、
しっかりした基礎を身につけ、
自ら課題を見つけて自分の力でな学ぶこと、
さらに自分で判断して行動する能力です。

『豊かな人間性』とは、自分自身を戒め、
他の人と相談して物事を進めること、他の人を
思いやる心、物事に感動する心を指しています。

『健康•体力』とは、たくましく生きていくために
必要な体力がある、健康的な体のことです。

これからの社会は『知識基盤社会』といわれています。
激しく変化している社会で、どのような変化が
起きても社会に対応できる力を養うことが
求められています。

基礎的•基本的な知識や技能の習得だけでなく、
思考力•判断力•表現力などの育成といった
両方の力をバランスよく伸ばすことが
学校の授業で行われます。

最初に挙げた問題①だけでなく②も解答出来るよう
教科書だけでなくカリキュラムや授業時数も
改定されています。

この『生きる力』は学校だけで育まれるものでは
ありません。
家庭や地域など社会全体で連携して取り組む必要が
あります。

ご家庭で取り組んでいただきたいこととして、
例えば以下のような取り組みを心がけてください。

・「おはよう」「ただいま」などの挨拶をする
・学校での出来事についてお子さまと話す
・早寝早起きを心がける
・家族で一緒に朝食を食べる
・お手伝いの習慣をつける
・親子で話し合ってテレビやゲームの時間などの
ルールを決める

教育は学校だけで行われるものではありません。
学校•家庭•地域が連携し、社会全体で取り組むことが
不可欠です。

子どもがそれぞれの力を伸ばし、さまざまな場所で
活躍する将来のために、まずはご家庭での取り組みを
意識していただきたいと思います。

もちろんVictory学院でも意識して子どもたちと
接していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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