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世界子どもの日

2023/11/20
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

1120日は「世界子どもの日」“World Children’s Day

です。

これは1954年に国連によって制定された国際デーで、

世界の子ども達の相互理解と福祉の向上を

目的としています。

 

19591120日に「児童の権利に関する宣言」が、

19891120日に「児童の権利に関する条約」

(子どもの権利条約)が国連総会で採択されました。

この条約が生まれたことにより、

世界中で子どもの権利保護への取り組みが進みました。

 

すべての子どもは生まれたときから権利を持っています。

「子どもの権利条約」では、

具体的に4つの権利を示しています。

 

【生きる権利】

住む場所や食べ物があり、医療を受けられるなど

命が守られる権利。

 

【育つ権利】

勉強したり遊んだりして、持って生まれた能力を十分に

伸ばしながら成長できる権利。

 

【守られる権利】

紛争に巻き込まれず、難民になったら保護され、

暴力や搾取、有害な労働から守られる権利。

 

【参加する権利】

自由に意見を表明したり、団体を作ったりできる権利。

 

現在の世界を見渡すと、4人に1人の子どもが

災害や紛争などの緊急事態にある国や地域で暮らしており

3億5600万人の子ども(世界の子どもの6人に1)

極度の貧困状態に暮らしているとされています。

 

子ども達がウクライナやガザなどの紛争地域で

犠牲となっているニュースは連日報道されています。

 

日本でもおよそ260万人が貧困状態にあると

推計されています。

 

また、児童労働に就労する5〜17歳の子どもは、

2020年には約1億6千万人にのぼります。

 

そのうち危険な労働や人身売買、子ども兵士の徴用など

心身の発達を阻害する労働に従事しているため

学校に通えていない子どもは5900万人もいます。

 

こうした課題を解決するため、

世界全体で様々な取り組みがなされています。

 

例えば世界の5歳未満の子どもの死亡率は

約60%低下しています。

また、学校に通えていない小学校学齢期の子どもの割合は

18%から8%に減少しています。

 

しかし、まだまだ課題が多いことも事実です。

特に貧困国や発展途上国といわれる国や地域では

厳しい環境が続いています。

こうした不平等をなくしていくことが課題となります。

 

「世界子どもの日」の日本での認知度は低いです。

ですが、この日に合わせて各地で様々な取り組みが

行われています。

こうした取り組みや行事に参加したり、

お子さまとこうした話題について話したりして、

少しでも関心を持ってみてください。

 

子どもにとっても、こうしたことを知ることで、

知的好奇心が刺激され、

より深く考えるきっかけとなるでしょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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