こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
夏休みの宿題といえば「読書感想文」ですね。
まずどんな本を読めばいいのかわからない。
読む本を決めても読むのに時間がかかってしまう。
読み終わっても一体何を書けばいいのかわからない。
で時間がかかってしまって、8月31日に大急ぎで書いて提出する。
そんなことで苦手にしている子が多いのではないでしょうか。
塾の生徒に聞いても苦手にしている子が多いです。
ですが課題として出されている以上提出しなければなりません。
どうせならばきちんと仕上げて評価されるものを提出したいですね。
ではどのように書けばいいでしょうか。
読書感想文の構成は
・なぜこの本を選んだのか
・この本で印象に残った言葉、場面
・読んだ後に自分の気持ちがどう変わったか
を柱に組み立てていきます。
本選びは図書館や書店へ行きましょう。
小学生ならば親子で行ってください。
そして子どもに好きな本を選ばせてください。
とのときに親はお子さまが選んだ本を否定しないでください。
「感想文を書きやすから」
「課題図書だから」
と親が子に与えたくなりますが、
子どもがその本に興味を持った、そのことが大切です。
「面白そうな本だね」
と一緒に受け止めてあげましょう。
なぜこの本を選んだのかは、
「猫を飼っているから、猫の本を読んでみたかった」
「将来パイロットになりたいので
表紙に飛行機が描いてあるこの本に興味を持った」
など、お子さまが思ったことを書くとよいでしょう。
本を読みながら印象に残った言葉や場面があれば
メモを取ったり、付箋を貼るなどしておきましょう。
読み終えて、印象に残った言葉や場面から
自分が感じたことを書いていきます。
・共感したこと、またはできなかったこと
・自分がその人物だったらどうしていたか
をお子さまの体験と関連づけて書くと良いでしょう。
ですので、お子さまの体験したことと関連した本を
選ぶと書きやすくなります。
本を読み終わって感じたことが、
本を選んだ理由と比べてみてどう変わったかを
考えてみてください。
「◯◯と思っていたが、
読んだ後は△△と考えが変わった」
というようにまとめていくといいでしょう。
気をつけたいのは本の紹介文にならないように
することです。
字数を稼ぐためにあらすじを長く書きがちですが、
書くのは読書感想文です。
あらすじは必要最小限にして、
自分が感じたことを書くようにしましょう。
読書感想文は課題として学校に提出するものです。
原稿用紙に清書をして提出しなければなりません。
原稿用紙の正しい書き方や漢字、送り仮名などに
注意してください。
お子さまが小学生ならば
提出する前にみてあげてください。
本は100人読めば100通りの感想があります。
ですので読書感想文の書き方に正解はありません。
書くことに抵抗があるお子さまがおられる方は、
上記のことを参考にアドバイスをしてあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。