こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
1学期の成績が良くなかったのに
夏休み中もあまり勉強しているようには見えない。
そろそろ受験勉強に本腰を入れなければいけないが
一向に机に向かわない。
どうすれば我が子にやる気スイッチが入るのか?
お悩みの方も多いと思います。
やる気を起こす方法はいろいろありますが、
その一つに「ご褒美」があります。
子どもにご褒美を与えることに抵抗がある
保護者の方も多いでしょう。
私も以前は反対の立場でした。
勉強は自らやる気を持って行うことが理想ですので、
ご褒美を与えることは望ましいことではありません。
ですが、
小学校低学年は自らやる気を持って勉強を
することが難しいです。
ですので、ご褒美を与えることで勉強の意欲を
持たせることも必要です。
高学年、中学、高校と学年が上がっていくと
自らのやる気や必要性から勉強に取り組みますが、
やる気が出ないときもあります。
そのようなときはご褒美を与えることに
一定の効果があります。
ご褒美を与えるうえで気をつけたいことは
3つあります。
一つはご褒美はお金にしないことです。
「勉強はお金をもらってするもの=労働」という印象を
持ってしまい、ネガティブなイメージにもつながります。
それよりも家族みんなでお出かけをしたり、
ゲームを許可するなど子どもがうれしい気持ちになる
心理的報酬が望ましいです。
また、
ご褒美は「成果」ではなく「過程」に与えることです。
ハーバード大学のローランド・フライヤー教授が
行った実験によると、子どもの学力を上げるためには
「過程」に褒美を与えた方が有効でした。
テストで90点取ればお小遣いをあげるご褒美よりも
1時間勉強したら1時間ゲームをしてもいいという
ご褒美の方が効果的です。
三つ目はご褒美には依存性がある点を考慮することです。
頻繁に与えてしまうと「ご褒美がなければ勉強しない」
ということになりがちです。
また、どうすればご褒美をもらえるかを基準に
勉強するようになります。
ご褒美を与える目的は、子どものやる気を引き出すことと
そのやる気を継続させることです。
そのために保護者ができることは
ご褒美を与えること以外にもさまざまございます。
お子さまにあったやり方でやる気を引き出し、
習慣化させるよう取り組んでください。
最後までお読みいただきありがとうございます。