こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
昨日のブログで国語力について書きました。
国語力には読む力と書く力の二つの力があります。
成績が伸びない子どもは読む力が不足しているために
問題文を読んでも内容が理解できません。
そのため設問の意図がわからず解答できないのです。
ですので、成績を上げるためには読む力を身につける
ことが必要です。
そのための訓練の方法はいろいろありますが、
その一つに「音読」があります。
音読とは文章を声に出して読むことです。
しかし漢字が読めないと音読できません。
また言葉の意味や文章の流れなどがわかっていないと
スムーズに読むことができません。
国語力が苦手な子どもは、音読をさせても
読み方がたどたどしく、聞き取りづらいです。
しかし、何回も繰り返し読んでいるうちに
スムーズに読めるようになり、聞き取りやすくなります。
これは語彙力や文章を理解する力が伸びてくるからです。
音読は国語力だけでなく学力の向上にも効果的です。
音読を行うと脳の前頭前野が活性化されます。
前頭前野は記憶や思考、判断などを司る部分です。
この部分が活性化することで記憶力が向上し、
集中力を高めることができます。
小学校低学年のうちは音読が学校の宿題で出されます。
保護者は音読するお子さまの横についてあげてください。
その時は漢字を読み間違えたりつっかえたりしても
注意したり叱らないでください。
ポジティブな感想をお子さまに伝えてください。
「元気に読めたね」
「昨日読めなかった漢字が今日は読めたね」
子どもは自分のしたことが親に認められると
もっと頑張ろうと勉強に前向きになります。
もちろん音読は小・中・高いずれの段階でも
国語力を高める有効な訓練方法です。
お子さまが音読をしているときは、
お子さまの横にいてあげられなくても
「聞いているよ」ということは伝えてください。
そのことが子どものモチベーションを高めます。
また国語だけでなく他の教科も音読は重要です。
例えば英語では教科書の音読がおすすめです。
目で英文を追い、口で英語を発音し、耳で英語を聞く、
というように複数の感覚を使うので定着しやすいです。
今の教科書はＱＲコードがついており、
それを読み取れば本文の音声を聞くことができます。
正しい発音を聞いてから音読しましょう。
保護者の方はお子さまが音読の効果や効果を高める方法を
お子さまにお伝えください。
そして感想を伝えるなどお子さまのモチベーションを
高めるようサポートしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
