こんにちは
Victory学院講師の山田修です
先週末14、15日に大学入試共通テストが行われました
このテストは問題の分量の多さが指摘されています
これは教育現場でも読解力が重要視されており
大学入試もその力を測る方向に舵が切られていることが
反映されているためです
今年度も国語の第1問は合わせて3500字程度の
二つの文章を読ませたり
第2問は本文が約4000字と昨年より長くなっています
全問が読解問題になっていることもあり
受験生の負担は大きいです
数学も問題文の文章量が多く
長文を正確に読み取らなければ解答できない問題が
出題されています
ここで問われている読解力は
一語一句を精査しながら内容を正確に読み取る能力です
これは「汎用的読解力」とも呼ばれています
汎用的読解力には以下の6つのスキルが求められています
○主語と述語をつなげられるか
○「それ」が指すものがわかるか
○2つの文の同じ意味かわかるか
○常識を使って判断できるか
○図の意味を説明できるか
○言葉や用語の定義がわかるか
読解力にはこれら全てのスキルを高める必要がありますが
いずれも前提にあるのは語彙力です
文中の言葉の95%以上を理解していないと
スラスラと読めないという研究結果があるように
言葉の意味を正しく理解できていないと
文章を正確に読み取ることができません
読解力を身につけるためのドリルが数多くありますが
確実にスキルアップできる教材としておすすめなのが
教科書です
教科書には定義文が多く
新しく出てきた言葉の説明があり
関連する資料やグラフなどもたくさん載っています
教科書を活用するには音読をします
声を出して読むと
意味や読み方がわからない言葉の箇所でつっかえます
それを調べることで語彙力を高めることができます
また定義や言葉の説明を身につけることもできます
日常ではあまり使われないが教科書ではよく使われている
「学習用ボキャブラリー」を知っているかどうかも
読解力には必要です
これは『値』『影響』『状態』『およそ』『応じる』などの
大人は知っていても子どもには難しい言葉です
知らないことが文章読解のつまづきの原因となることも
あります
世の中の仕事は文章により進められています
文章を正しく読めないと
大人になっても仕事の幅が狭められます
ご家庭で子どもの読解力を高める取り組みをしてください
最後までお読みいただきありがとうございます