こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
今日10月31日は「ガリレオ裁判に対する判決の誤り」
が公式に認められた日です。
1992年のことです。
ガリレオ・ガリレイはコペルニクスが唱えた地動説を
支持したためキリスト教の教義に反するとして
宗教裁判にかけられ、ローマ教会から破門されました。
その裁判についてローマ法王が判決の誤りを認め、
ガリレオの破門が解かれ、謝罪のうえ
名誉が回復されたのです。
その裁判は1633年(江戸時代、鎖国令が出された年)
ですので、実に359年もの間破門されていたのです。
人間どうしても過ちを犯してしまうものです。
過ちを犯さないことは大切ですが、
過ちを犯したときにどう対処するかが重要です。
過ちを犯したり失敗したときに
まずしなければならないのは「報告」です。
例えば子どもがテストの結果が悪かったときや
ガラスを割ったりしたときなど失敗したときは
しくじったことを隠しがちです。
後からわかって問題が大きくなることもあります。
そのようなときはまずは親に言って欲しいものです。
ですが親子の間で会話がなかったりギクシャクしていると
報告されません。
普段から話しやすい関係を作っておくことが必要です。
報告するときは謝罪がなければなりません。
失敗したことに対して開き直ったり言い訳をすれば
かえって問題が大きくなってしまいます。
理由があったとしてもまずは誠実な態度で謝ります。
謝るときに子どもの態度がよくないときは
注意してください。
報告、謝罪があれば次は解決策を考えます。
親がこうしなさいああしなさいと指示を出すのではなく、
子どもにも考えさせましょう。
「次のテストで点数を上げるにはどうすればいい?」
「ガラスを割ったときは何をすればよかった?」
子どもに考えさせて、そのうえでフォローしましょう。
「過ちを改めざる これを過ちという」
「間違うことが悪いのではない
それを反省して改めないことが間違いだ」
孔子の言葉です。
子どもだけでなく私たち大人も過ちを犯したときは
素直に認め、繰り返さないようにしたいものですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。