Victory学院講師の山田修です。
年末になりクリスマスや冬休み、正月の準備など
大人も子どもも慌ただしい時期となりました。
この時期は楽しいこともたくさんありますが、
一方で風邪やインフルエンザに気をつけなければいけない
時期でもあります。
体調を整えるためには食事も大切です。
食物繊維や発酵食品など腸内環境を整える食べ物を
摂ることで体調を整えることができます。
胚芽米・玄米、海藻、きのこ、納豆、みそ、ヨーグルト、
緑黄色野菜などを多く食べましょう。
勉強効率を高めるための栄養素を摂ることも
食事の大切な働きです。
例えば脳の働きや集中力を高める栄養素に
「ブドウ糖」があります。
血液中のブドウ糖の量を血糖値といいますが、
血糖値が下がるとアドレナリンが分泌され
集中力が下がります。
ブドウ糖はご飯やパンなどに含まれる炭水化物が体内で
ブドウ糖に分解されます。
ただし摂り方には注意してください。
糖分補給のためにチョコレートや甘い飲み物を
勉強の合間に摂らせる保護者もおられます。
ですがこれらは血糖値を急激に上昇させます。
するとホルモンの働きにより血糖値が急降下します。
そのため頭がぼーっとしたり眠くなりかえって勉強の
効率が下がります。
糖分は食事から摂るようにしましょう。
他に脳の働きや集中力を高める栄養素に
「カルシウム」「マグネシウム」があります。
これらが不足すると神経細胞間の情報伝達が安定せず
情報がうまく伝わりにくくなり
記憶力の低下を招くこともあります。
カルシウムは乳製品、小魚、大豆製品、野菜類、海藻類に
多く含まれています。
マグネシウムは魚介類、海藻類、穀類、野菜類、豆類に
多く含まれています。
ビタミンB群も欠かすことのできない栄養素です。
食事で摂った糖質、タンパク質、脂質などをエネルギーに
変えるために欠かせない栄養素なのです。
赤身魚や、ヒレ肉やささみなど脂が少ない肉類、バナナ、
パプリカ、さつまいも、玄米などに
多く含まれています。
食事は1日3食摂り生活のリズムを整えましょう。
朝起きれずに朝食を食べない子どもも多いですが
文部科学省の「全国学力・学習状況調査」によると
毎日朝ご飯を食べる子どもほど学力が高い傾向がある
ことが一貫して示されています。
昼食はバランスよくボリュームのある食事を、
夕食は消化の良いものを適量食べるのがいいでしょう。
食べすぎると消化のために胃に血液が集中してしまい
眠くなったり集中力が途切れてしまうことがあります。
それを避けるために一度の食事量を少なくし、
食事の回数を増やすこともいいでしょう。
よく噛んで食べると消化酵素の分泌が促され
栄養の吸収も良くなります。
また噛むことで脳の神経活動が活発になり
学習効果も上がります。
そのために繊維質の食材や固いものを入れることや
食材を大きく切るなどの工夫をすればいいでしょう。
お子さまが体力をつけて勉強を進めることができるよう
保護者の方も日々の食事にも目を向けてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。