こんにちは
Victory学院講師の山田修です
学生時代は「勉強ができる」「スポーツができる」人が
「デキる人」ですが
社会に出ればそれだけでは通用しません
基礎的な学力や専門的な知識を持っていることはもちろん
それらをうまく活用できる力が必要です
経済産業省はその力を「社会人基礎力」と呼び
具体的に3つの力を挙げています
「前に踏み出す力(アクション)」
「考え抜く力(シンキング)」
「チームで働く力(チームワーク)」
今回はその中の一つである「考え抜く力(シンキング)」に
ついて書きます
テクノロジーの飛躍的な向上により
あらゆるものを取り巻く環境が複雑さを増し
将来の予測が困難な状況にある時代です
そんな時代に人間ならではの「考え抜く力」の重要性が
増しています
この言葉から例えば算数や数学で難しい問題を解くときに
すぐに諦めないで自分で回答を導き出す力という印象を
受けるのではないでしょうか
ですが考え抜く力はテストの問題に粘り強く向き合うだけ
の能力ではありません
「答え」ではなく「答えを導き出すためのプロセス」を
磨くことが考え抜く力を高めるために必要なことです
社会に出れば答えのない問題ばかりとなります
そのような問題に対して
「自分なりの答えを導き出し
その答えに合う証拠や客観的なデータ、資料で
自分の答えの論理性を訴求することが大切です」
(かえつ有明中・高等学校ホームページより)
考え抜く力は「疑問を持ち考え抜く力」とされています
現状を分析することで目的や課題を明らかにして
解決のためのシナリオを描くことができたり
新しい価値を創造することができる
自律的な思考力とされています
「これはどういう意味なのか?」
「なんでこうなっているのか?」
というように疑問を持つことが大切です
考え抜く力を鍛えるために
例えば身の回りの出来事やニュースについて
漠然と眺めるのではなく
「なぜそのようなことが起こっているのか?」と
考えてみるようにしてみましょう
「なぜだろう」と疑問を持つことが
自分の頭で考えることの第一歩です
お子さまの考え抜く力を育てるためには
ご家庭でのコミュニケーションが求められます
お子さまと会話を重ね
子どもの考えていることを知ったり
新たな一面に気づくことで
コミュニケーションを深めていきましょう
最後までお読みいただきありがとうございます