こんにちは
Victory学院講師の山田修です
回転寿司店でレーンを回る寿司に唾液をつける
自分が使っている箸で卓上のガリを直接食べる
店内の割り箸を舐めた後そのまま戻す
といった迷惑行為を撮影した動画が
インターネット上でまたたく間に広がり
大問題になっています
動画の拡散が始まったのは1月29日ごろからです
男性が回転寿司店内の醤油ボトルの注ぎ口や
棚にあった湯呑みを舐める様子が
約50秒にわたって収められていました
騒動が大きくなったために
迷惑行為をした男性と保護者は謝罪をしましたが
店側は受け入れを拒否しました
断固とした態度を取ることで
代償の大きさを知らしめ
面白がって真似をする模倣犯を防ぐ狙いも
あると考えられます
回転寿司チェーン店では
店内のすべての湯呑みを洗い
醤油ボトルを交換しました
さらに客席と回転レーンとの間に
透明なアクリル板を設置する対策を取るとしました
このチェーン店では株価が1日で5%近くも下がり
168億円もの経済的な価値が失われました
また対策を行うことに多額に費用が必要になります
そのため迷惑行為を行った男性に対しては
賠償額は億単位になる可能性があります
騒動は回転寿司チェーン店にとどまらず
うどん・牛丼・カレー・しゃぶしゃぶ店などでも広がり
飲食店の安全が脅かされるというムードが生まれました
「仲間にウケそう」
「SNSの“いいね“が増えるかも」
そんな軽い気持ちで投稿した動画が拡散し炎上することは
「バイトテロ」と呼ばれて
過去には大問題になったことがありました
一度ネットに動画や画像が出回ると
それらを完全に削除することが難しくなります
ネット上の消えない傷である「デジタルタトゥー」のため
将来アルバイトや就職できないといった
キャリアへの影響も避けれれません
ただの悪ふざけのつもりでも
自分の一生を狂わせてしまうだけでなく
家族にも大きな傷を残してしまいます
こうしたことが起こらないようにご家庭でできることは
子どもとコミュニケーションを取ることです
一日のうち10分でいいので
社会でどんなことが話題になっているのか
子どもが巻き込まれているニュースは何かを
向き合って話すことが大切です
それも親が子どもに言い聞かせるのではなく
『これはしてはいけないことだ』
と子ども自身に気づかせるよう問いかけ話し合う
コミュニケーションが必要です
「スマートフォンを持つ、SNSをする、ということは
包丁を使うことと同じだと考えられます。
まずは使い方をちゃんと教えて、
いろいろな危険があるのだと分かった上で
使わせないとだめです。」
(情報ライブミヤネ屋2023年2月14日放送)
今回の騒動に関わる報道の中で
私が一番大事だと思った言葉です
問題が起こってから慌てて注意するのではなく
日常のコミュニケーションの中で
SNSの使い方を子どもが学ぶよう
向き合って話をしてください
最後までお読みいただきありがとうございます