こんにちは
Victory学院講師の山田修です
国内の2人に1人が所有するなど
欠かせない移動手段となっている自転車
ですが交通事故全体に占める自転車事故の割合は約2割で
大きな問題となっています
そんな状況の中道路交通法の改正により
自転車乗車時のヘルメット着用について
「努力義務」化が始まります
これまでは13歳未満の子どもを対象に保護者が
ヘルメットを着用させるよう努めなければならないと
されてきました
ですが2023(令和5)年4月1日からは
年齢に関係なく自転車に乗るすべての人に
ヘルメットの着用が努力義務化されることになりました
警察庁によりますと
2021年までの5年間に起きた自転車の事故では
ヘルメットを着用していなかったケースが
着用していたケースより致死率が2.2倍以上に上がった
ということです
着用は努力義務のため罰則などはありませんが
大人も含めて着用を習慣化することで
事故による被害を最小限に抑えていきたいとしています
通学や生活に自転車に乗っている子どもも多いですが
自転車事故における死傷者は全体の約3割が10代です
その中でも高校生が大半を占めています
また死傷者の9割はヘルメット未着用で
高齢者と高校生の割合が高くなっています
子どもに自転車乗車時にヘルメットを着用しているかを
調べたところ
中学生 39.2%
高校生 12.0%
と非常に低い結果になっています
自転車事故での損傷で最も多く死亡に至りやすいのは
「頭部」です
これは転倒の際に路面や縁石での強打や
自動車等との衝突で車輪に巻き込まれたり
車体や外板で強打することが多いためといわれています
手軽な乗り物という油断を生みがちな自転車ですが
万が一の事故で頭部に損傷を受けると死亡に至る事故に
つながります
「全年齢乗車用ヘルメット着用の努力義務化」について
中高校生の保護者のおよそ8割が知らない
というアンケートの結果もあります
中高生の自転車事故は後を絶ちません
中高生の自転車搭乗中の死亡事故では
頭部損傷によるものが最も多いです
もしもに備えお子さまが自転車に乗車するときは
ヘルメットを着用するよう促してください
最後までお読みいただきありがとうございます