こんにちは。
Victory学院講師の山田修です。
子どもが下品な言葉遣いや乱暴な言葉遣いをして
心配に思い、止めさせるにはどうすればいいか
お悩みの方も多いのではないでしょうか。
言葉は、自分の気持ちや考え、感情までも相手に伝え、
人との関わりを深めることができる
コミュニケーションの基本です。
大人になるということは、
人と人との付き合いができるということです。
そのとき大切なことは言葉遣いであるということを
子どもが認識できるようにすることが、
私たち大人の責務です。
子どもにとって言葉について学ぶ機会が多い場所は、
家庭と学校です。
特に家庭での言葉遣いが大切です。
「家族なんだから言葉遣いに気を使わなくてもいい」
という考え方もあるでしょう。
しかし、家庭で友達同士のような会話をしていながら、
外に出て改まった言葉遣いをすることはできません。
言葉遣いについて考え、
適切な言葉の表現を身につけさせるのは、
やはり家庭なのです。
思春期や反抗期に入った子どもには
親の注意もなかなか聞かないと思います。
ですが、以下のことは常に意識して
ご家庭で子どもと会話をしていただきたいです。
【人を傷つける言葉を許さない】
冗談のつもりで言った「死ね」「キモい」などの言葉も、
言われた相手は本気で受け取ってしまうこともあります。
また、反抗期を迎えると相手を侮蔑する言葉や、
他人を攻撃する言葉を使うことが増えていきます。
そのときは、その言葉を聞いた相手はどう思うのかや、
相手が傷つくということを指摘しましょう。
そのうえで、そうした言葉遣いは許さないということを
子どもには伝えましょう。
【TPOをわきまえた言葉遣いにする】
子ども同士では通じる言葉でも、
異なる世代の人には全く通じない言葉があります。
そうした言葉は通じないだけでなく、
時には耳障りになってしまうこともあります。
ですので、同世代の言葉や流行り言葉を使う場合は
時と場所をわきまえた言葉遣いができるように
子どもを教育する必要があります。
この教育も親が家庭で行うことです。
言葉遣いを子どもに注意しても、
反抗して聞いてくれないこともあります。
そのときは冷静に受け止めてください。
親が感情的になってしまい、
ついカッとなって人格を否定するような言葉を
子どもに言ってしまうと、
子どもが傷ついてしまいます。
不安やストレスから攻撃的な言葉遣いになることも
あります。
親はその不安やストレスを受け止めてください。
一番身近な大人である親が
自分の不安を受け止めてくれることで、
子どもは安心できます。
私たち大人が適切な言葉遣いをすることで、
子どもの言葉遣いも適切な表現になるよう、
普段から言葉遣いには気をつけたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。